掃除機を新しく買い替えるときに、今最も人気が高いのがスティック型掃除機です。軽くて使いやすいだけでなく、最新モデルはメイン掃除機としても十分な吸引力と稼働時間を持ち合わせています。
ただし、モデルによって性能や価格帯に大きな差があるため「どれを選べばいいのか分からない」という方も多いはず。
今回は、スティック型掃除機のメリット・デメリット、選び方のポイント、さらに2025年おすすめモデルを比較表とランキング形式でご紹介します。
スティック型掃除機のメリット・デメリットは?
メリット
スティック型掃除機の最大の魅力はなんと言っても、取り回しの良さです。
コードレス設計でコンセントの抜き差しが不要なため、思い立ったときにすぐ掃除ができます。軽量なため、高齢者や女性でも使いやすく、収納も立てかけるだけで省スペースです。インテリアに馴染むスタイリッシュなデザインも多く、リビングに置いても違和感がありません。
デメリット
一方で、デメリットとしてはバッテリー駆動時間の短さが挙げられます。
連続稼働が30〜60分程度のため、広い家を一度で掃除するには不安な場合があります。また、ダストボックスの容量が小さく、ゴミ捨ての頻度が増える点も注意が必要です。さらに、価格は2万円台から10万円を超えるものまで幅広く、予算に応じた選び方が求められます。
スティック型掃除機の選び方
掃除機を選ぶときは「なんとなく有名メーカーだから」ではなく、自分の生活スタイルに合った機能をチェックすることが大切です。選ぶ際のチェックポイントは以下の通りです。
1. 吸引力とヘッド性能
吸引力はメーカーによって表記方法が異なりますが、カーペットやペットの毛対策を重視するなら「パワーヘッド」搭載モデルが有利です。ヘッドの構造で掃除の仕上がりが大きく変わります。
2. バッテリーの持ちと充電時間
稼働時間は20〜60分程度が目安。大掃除を一度で済ませたい場合は40分以上持つモデルを選びましょう。充電時間が長すぎると不便なので、スペックは必ず確認が必要です。
3. 重量と取り回し
軽さは使用感に直結します。1.5〜2.0kg程度なら片手でも操作しやすく、腕や腰への負担を軽減できます。特に女性の方ですと階段や長時間使う際に負担になりやすいのでしっかり確認しましょう。
4. ゴミ処理方式とお手入れ
サイクロン式はランニングコストが安く、紙パック式はゴミ捨てが清潔でアレルギー対策におすすめです。
5. 付属ツール
布団クリーナーや隙間ノズル、ソファ用のミニヘッドなど、付属品が豊富だと一台で家中の掃除に対応できます。
【2025年版】スティック型掃除機おすすめランキング
掃除機の買い替えを考えている方向けに、最新のスティック型掃除機を厳選しました。以下のランキングは「吸引力・バッテリー性能・使いやすさ・価格」の総合評価で作成しています。
モデル名 | 吸引力・特徴 | 重量 | 稼働時間 | ゴミ処理方式 | 価格帯(目安) | 向いている人 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Dyson V12 Detect Slim Fluffy | ![]() | レーザーでホコリを可視化、ハイパワー吸引 | 約2.2kg | 最大60分 | サイクロン式 | 7〜9万円 | ペット飼育家庭、ハウスダスト対策重視 |
シャープ RACTIVE Air EC-AR8 | ![]() | 1.2kgの超軽量、取り回し抜群 | 約1.2kg | 最大40分 | サイクロン式 | 3〜4万円 | 高齢者や女性、一人暮らし |
マキタ CL286FDZW | ![]() | シンプル設計、業務用由来の耐久性 | 約1.5kg | 最大40分 | 紙パック式 | 2〜3万円 | コスパ重視、サブ機としても◎ |
日立 PV-BL3K ラクかるスティック | ![]() | 1.4kgの超軽量、紙パック式で清潔 | 約1.4kg | 最大30分 | 紙パック式 | 4〜6万円 | アレルギー対策、手軽さ重視 |
パナソニック MC-SB85K パワーコードレス | ![]() | パワフル吸引&長時間稼働 | 約2.6kg | 最大60分 | サイクロン式 | 6〜8万円 | 家全体を一気に掃除したい家庭 |
各モデルの詳細レビューは?
1位:Dyson V12 Detect Slim Fluffy
スティック掃除機の先駆者であるDysonの最新モデルは、レーザーで床のホコリを可視化できる革新的な掃除機です。強力な吸引力に加え、最長60分のバッテリー駆動で広い家も一気に掃除できます。重量は約2.2kgとやや重めですが、その分の吸引性能は圧倒的。ペットを飼っている家庭や、アレルギー対策を徹底したい方におすすめです。
2位:シャープ RACTIVE Air EC-AR8
軽さに特化したシャープのRACTIVE Airは、わずか1.2kgの本体で片手でも操作可能。最大40分の稼働時間があり、日常的な掃除に十分対応します。サイクロン式でフィルターは水洗いできるため、お手入れも簡単。高齢者や女性、一人暮らし世帯に特に向いているモデルです。
3位:マキタ CL286FDZW
電動ドライバーなど業務用の実績があるマキタの掃除機は、耐久性の高さとシンプルな設計で人気。重量1.5kgと非常に軽く、稼働時間は40分と必要十分です。紙パック式なのでゴミ捨ても手軽で、コスパも抜群。低価格で実用性の高い1台を探している方に最適です。
4位:日立 PV-BL3K ラクかるスティック
1.4kgと業界最軽量クラスのスティック型掃除機。紙パック式なので、ゴミを捨てる際にホコリが舞いにくく、アレルギー持ちの方や小さなお子様がいる家庭に安心です。稼働時間は30分と短めなので、ワンルームや日常使いに最適なモデルです。
5位:パナソニック MC-SB85K パワーコードレス
パワフルな吸引力と最長60分の稼働時間を兼ね備えたバランス型。重量は2.6kgと少し重いですが、その分しっかりゴミを吸い取ってくれます。広い住宅でも一度で掃除できる性能を持ち、ファミリー層におすすめのメイン機です。
人気メーカーの特徴まとめ
スティック型掃除機はメーカーごとに強みが異なり、選ぶ際の目安になります。
- ダイソン
吸引力の高さと独自技術に定評があります。レーザーでホコリを可視化したり、モーター駆動で強力吸引するモデルが多く、ペットの毛やハウスダストの除去に最適です。デザインもスタイリッシュでインテリアに馴染む一方、価格は高めです。 - シャープ・パナソニック
国内家庭向けに開発されており、軽量で静音、使いやすさ重視のモデルが揃います。高齢者や女性でも扱いやすく、日常使いに便利です。稼働時間や吸引力のバランスが良く、付属ツールも豊富なので幅広い用途に対応できます。 - マキタ
業務用掃除機の技術を応用した耐久性の高いモデルが特徴。シンプル設計で壊れにくく、軽量かつコスパに優れるため、サブ機としても活躍します。紙パック式のためゴミ捨ても簡単です。 - 日立
超軽量設計や紙パック式の清潔さに強みがあります。掃除機を初めて使う方やアレルギー対策重視の家庭におすすめ。特に立てかけて収納できる軽量モデルは、日常掃除を快適にしてくれます。
各メーカーの特徴を押さえることで、自分の生活スタイルや掃除の目的に合った掃除機を選びやすくなります。
スティック型 vs 他の掃除機タイプ
スティック型掃除機を選ぶ際、従来型のキャニスター型やロボット掃除機との違いを理解しておくことも重要です。
- キャニスター型掃除機
吸引力が強く、長時間の掃除に向いています。ただし本体が大きく重いため、収納スペースを多く必要とし、取り回しもやや不便です。広い住宅や頑固なカーペットの掃除には向いています。 - ロボット掃除機
自動で掃除をしてくれるため手間は少ないですが、段差や隅、家具下などの細かい場所には弱いです。メイン掃除機としては補助的な役割が中心となります。 - スティック型掃除機
軽量・コードレスで片手でも扱いやすく、日常使いのメイン掃除機に最適です。吸引力も最新モデルは十分で、ペットの毛やホコリ対策にも対応可能。収納も省スペースで、気になったときにすぐ掃除できるのが大きなメリットです。
スティック型掃除機は、日常のこまめな掃除を快適にしたい方や、手軽さと吸引力のバランスを重視する家庭に最適です。
スティック型掃除機で掃除をもっと快適に
スティック型掃除機は、軽量でコードレスという特長から、これまで掃除が億劫だった方でも手軽に掃除を始められる便利なアイテムです。最新モデルは吸引力やバッテリー性能も向上しており、日常の掃除からペットの毛やハウスダスト対策まで、幅広い用途に対応できます。
比較表やランキングを参考に、自分のライフスタイルや掃除する場所に合ったモデルを選べば、毎日の掃除がぐっと快適になります。例えば、広いリビングや複数階の掃除には吸引力と稼働時間が長いモデル、軽さ重視で短時間の掃除を繰り返す場合は軽量モデルが最適です。
さらに、付属ツールやお手入れのしやすさも選ぶポイントです。布団用ノズルや隙間ノズルがあれば、掃除できる範囲が広がり、掃除の効率が上がります。ゴミ捨てが簡単で清潔に保てるモデルを選べば、掃除後のストレスも軽減できます。
スティック型掃除機を上手に活用すれば、掃除のハードルが下がり、毎日の生活がより快適で清潔な空間に変わります。今回ご紹介したランキングや比較表を参考に、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてください。