「リビングに置くシャープの空気清浄機は、どれを選べばいい?」「型番が似ていて、TX100・TX75・TX70の違いがよく分からない」
シャープの空気清浄機には、加湿もできるKIシリーズや、空気清浄に特化したFPシリーズなどがあり、モデルによって清浄能力や対応できる部屋の広さ、搭載機能が異なります。
たとえば今回比較するモデルだけでも、空気清浄の適用床面積は23畳から53畳まで。8畳を清浄する目安も約6分から約12分まで差があります。そのため、単純に「最上位モデルを選べば間違いない」と考えるのではなく、自宅のリビングの広さや使い方に合った性能を見極めることが大切です。
一般的なリビング・LDKなら、清浄能力と加湿機能のバランスが取りやすいKI-TX75やKI-TX70が候補になります。さらに広いLDKで清浄スピードや加湿能力に余裕を持たせたいならKI-TX100、加湿機能を必要とせず空気清浄能力を重視するならFP-S120という選択肢もあります。
一方、小~中規模のリビングでは、大型モデルの性能が必ずしも必要とは限りません。奥行を抑えたKI-TS50のように、設置しやすさまで含めて選んだ方が使いやすい場合もあります。
また、シャープの空気清浄機を比較するときに気になるのが「プラズマクラスターNEXT」「プラズマクラスター25000」といった違いです。イオン濃度のグレードだけで優劣を決めるのではなく、空気清浄の適用床面積や風量、8畳清浄時間、運転音、センサー、お手入れ方法なども確認して選びましょう。
そこで今回は、シャープの空気清浄機から、リビングで使いやすい5商品を比較しました。「空気清浄能力」「リビング対応力」「静音性」「センサー・自動運転」「お手入れ・維持費」「価格とのバランス」の6項目を共通基準として評価します。
加湿も1台にまとめたい人から、加湿機能を必要とせず清浄能力を優先したい人まで、自宅のリビングに合ったモデルを選ぶ参考にしてください。
リビング向けSHARP(シャープ)空気清浄機の選び方

適用床面積だけでなく「8畳の清浄時間」も確認する
リビング用の空気清浄機を選ぶときは、まず空気清浄の適用床面積を確認しましょう。
今回比較する5商品では、KI-TS50の23畳からFP-S120の53畳まで対応できる広さに大きな差があります。ただし、「適用床面積が広ければ広いほどよい」と考える必要はありません。
あわせて確認したいのが、8畳の部屋を清浄するのにかかる目安時間です。たとえばKI-TX100とFP-S120は約6分、KI-TX75・KI-TX70は約9分、KI-TS50は約12分が目安です。
広いLDKや人の出入りが多いリビングでは、適用床面積だけでなく最大風量や8畳清浄時間まで比較すると、モデルごとの清浄能力の違いを判断しやすくなります。一方、小~中規模のリビングなら、大型モデルの性能を持て余すこともあります。
自宅の広さに必要な清浄能力を確保したうえで、本体サイズや価格とのバランスも考えて選びましょう。

加湿も1台にまとめるか、空気清浄に特化するかを決める
シャープのリビング向け空気清浄機は、加湿機能の有無を先に決めると候補を絞りやすくなります。
KI-TX100・KI-TX75・KI-TX70・KI-TS50は、空気清浄と加湿の両方に対応する加湿空気清浄機です。冬場の乾燥が気になり、空気清浄機と加湿器を別々に置きたくない場合はKIシリーズが候補になります。ただし、加湿機能を使う場合は給水や加湿フィルター、トレーなどのお手入れも必要です。
一方、FP-S120は加湿機能を搭載しない空気清浄専用モデルです。給水の必要がなく、加湿器をすでに持っている家庭や、空気清浄機には清浄能力を優先したい人に向いています。
「加湿機能が多いほど高性能」と考えるのではなく、実際にリビングで加湿機能を使うかどうかから選び分けましょう。

リビングで長く使うならフィルターと加湿部分のお手入れも確認する
空気清浄機は購入時の性能だけでなく、使い続けるためのお手入れも確認しておきたい家電です。特に加湿機能を備えたモデルでは、空気清浄用フィルターだけでなく、加湿フィルターや給水タンク、トレーなどのお手入れが必要になります。
また、同じシャープでもモデルによってお手入れを補助する機能が異なります。上位モデルにはプレフィルターへ付着したホコリを自動で掃除する機能を備えたものがあり、日常的な掃除の負担を抑えやすくなっています。
一方、自動掃除機能がないモデルでも、フィルターの交換目安が長く設定されている製品があります。「フィルター交換目安が長い=掃除しなくてよい」という意味ではないため、交換時期だけでなく、普段どこを掃除する必要があるのかまで確認して選びましょう。
加湿を頻繁に使う人ほど、清浄能力だけでなく給水や清掃を続けやすいかも重要な比較ポイントです。
リビング向けSHARP空気清浄機5商品の比較表
| 順位 | 商品名 | 画像 | 総合スコア | 詳細 | 空気清浄適用床面積 | 8畳清浄時間 | 最大風量 | 加湿 | 空気清浄能力 | リビング対応力 | 静音性 | センサー・自動運転 | お手入れ・維持費 | 価格とのバランス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | SHARP KI-TX75 | ![]() | Amazon 楽天 Yahoo | ~34畳 | 約9分 | 7.5m³/分 | ○・最大900mL/h | ★4.5 | ★5.0 | ★4.5 | ★5.0 | ★4.5 | ★4.5 | |
| 2位 | SHARP KI-TX70 | ![]() | Amazon 楽天 Yahoo | ~31畳 | 約9分 | 7.0m³/分 | ○・最大750mL/h | ★4.5 | ★5.0 | ★4.5 | ★4.5 | ★4.0 | ★5.0 | |
| 3位 | SHARP KI-TX100 | ![]() | Amazon 楽天 Yahoo | ~46畳 | 約6分 | 10m³/分 | ○・最大1,100mL/h | ★5.0 | ★4.5 | ★4.0 | ★5.0 | ★5.0 | ★3.0 | |
| 4位 | SHARP FP-S120 | ![]() | Amazon 楽天 Yahoo | ~53畳 | 約6分 | 12m³/分 | なし | ★5.0 | ★4.0 | ★4.5 | ★4.5 | ★4.5 | ★3.5 | |
| 5位 | SHARP KI-TS50 | ![]() | Amazon 楽天 Yahoo | ~23畳 | 約12分 | 5.1m³/分 | ○・最大600mL/h | ★3.5 | ★4.0 | ★5.0 | ★3.5 | ★4.0 | ★4.5 |
シャープ空気清浄機(リビング・大空間向け)5選
SHARP|シャープ
SHARP|KI-TX75
総合スコア:
空気清浄能力|★4.5 リビング対応力|★5.0 静音性|★4.5 センサー・自動運転|★5.0 お手入れ・維持費|★4.5 価格とのバランス|★4.5
| 発売年月 | 2024年9月 |
| 空気清浄適用床面積 | ~34畳(56m²) |
| 8畳清浄時間 | 約9分 |
| 最大風量 | 7.5m³/分 |
| プラズマクラスター | NEXT |
| 加湿方式 | 気化方式 |
| 最大加湿量 | 900mL/h |
| 加湿適用床面積 | プレハブ洋室~25畳/木造和室~15畳 |
| 運転音(空気清浄) | 20~52dB |
| センサー | ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度 |
| フィルター | 静電HEPA・ダブル脱臭フィルター |
| 集じんフィルター交換目安 | 約10年 |
| 自動掃除 | プレフィルター自動掃除 |
| 無線LAN | ○ |
| COCORO AIR | ○ |
| 本体サイズ | 幅395×奥行265×高さ650mm |
| 質量 | 約12kg |
34畳までの清浄力と最大900mL/hの加湿力。リビングで性能をバランスよく使える一台
SHARP KI-TX75は、「リビングで使うなら清浄能力に余裕がほしい。でも最上位のKI-TX100ほど大きなモデルまでは必要ない」という家庭に合わせやすい加湿空気清浄機です。
空気清浄の適用床面積は34畳まで、最大風量は7.5m³/分。8畳を清浄する目安は約9分です。今回比較するFP-S120やKI-TX100には及びませんが、一般的なリビングや広めのLDKで使うには十分検討しやすい性能があります。
さらに、最大900mL/hの加湿能力を備えていることも特徴です。加湿時の適用床面積はプレハブ洋室25畳、木造和室15畳までが目安なので、冬場は空気清浄と加湿を1台にまとめたい家庭にも向いています。
KI-TX75はプラズマクラスターNEXTを搭載しています。プラズマクラスターのメーカー公表効果には、それぞれ試験空間、対象物、運転時間などの条件があります。実際の商品選びでは、イオン濃度のグレードだけでなく、風量や適用床面積、清浄時間なども含めて判断することが大切です。
集じんには静電HEPAフィルターを採用しています。フィルター交換目安は約10年と長く、頻繁に交換フィルターを購入するタイプではありません。ただし、使用環境によってフィルターの寿命は変わるため、「10年間必ず交換しなくてよい」という意味ではない点には注意しましょう。
さらにKI-TX75には、プレフィルター自動掃除機能があります。プレフィルターに付着したホコリを自動掃除し、ダストボックスへ集める仕組みです。空気清浄機をリビングで長時間使うとプレフィルターにはホコリが付着するため、日常的なお手入れを補助してくれることはメリットです。
一方、自動掃除機能があるからといって、本体のお手入れがすべて不要になるわけではありません。ダストボックスのゴミ捨ては必要ですし、加湿機能を使用する場合は給水タンク、加湿フィルター、トレーなどのお手入れも発生します。特に加湿機能を頻繁に使う家庭では、「プレフィルターを自動で掃除してくれること」と「加湿部分を自分で清潔に保つ必要があること」を分けて考えておきましょう。
センサー機能が充実していることもKI-TX75の強みです。ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度の5つのセンサーを搭載しています。リビングでは、料理によるニオイ、人の出入りによるホコリ、季節による湿度変化など、空気の状態が変わる要因が多くあります。複数のセンサーから室内の状態を検知しながら運転できるため、毎回手動で細かく設定したくない人にも使いやすい構成です。
無線LANにも対応し、シャープのCOCORO AIRと連携できます。スマートフォンとの連携やクラウドを利用した運転にも対応するため、センサーと自動運転を重視して「できるだけ空気清浄機に任せたい」という人には上位モデルならではのメリットがあります。
静音性については、空気清浄運転時20~52dB。静音運転なら20dBまで抑えられるので、リビングでテレビを見たり会話をしたりするときにも使いやすい水準です。一方、強運転では52dBになるため、空気の汚れを検知して風量が上がった場合には運転音が聞こえます。
本体サイズは幅395×奥行265×高さ650mm。注目したいのは奥行26.5cmです。34畳まで対応する加湿空気清浄機としては奥行を抑えた設計なので、壁際に設置したときに前へ大きく張り出しにくいことは、家具の多いリビングではメリットになります。
ただし、質量は約12kgあります。頻繁に持ち上げて別の部屋へ移動するより、基本的な設置場所を決めて使用する方が向いています。
KI-TX70と迷う人も多いでしょう。KI-TX70は31畳まで、最大風量7.0m³/分、最大加湿量750mL/h。それに対してKI-TX75は34畳まで、最大風量7.5m³/分、最大加湿量900mL/hです。
清浄能力だけを見ると極端に大きな差ではありませんが、広めのリビングで加湿も積極的に使いたいなら、KI-TX75の方が余裕があります。反対に、リビングがそれほど広くなく、KI-TX70との実売価格差が大きい場合は、TX70の方が購入しやすいケースもあります。
さらに上位のKI-TX100は46畳まで、最大風量10m³/分、最大加湿量1,100mL/hと一段上の性能です。25~30畳クラスの広いLDKなどではTX100の清浄能力を活かしやすい一方、一般的なリビングでは本体価格やサイズまで含めるとTX75の方がバランスを取りやすくなります。
一般家庭のリビングで必要になりやすい清浄能力に加えて、最大900mL/hの加湿、5種類のセンサー、プレフィルター自動掃除、COCORO AIRなどをバランスよく備えていることが今回の評価につながっています。
15~20畳前後を中心としたリビング・LDKで、空気清浄と加湿を1台にまとめながら、お手入れを補助する機能や自動運転まで重視したい人に適したモデルです。
おすすめポイント
- 空気清浄34畳までで広めのリビングにも対応しやすい
- 最大900mL/hの加湿能力で空気清浄と加湿を1台にまとめられる
- ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度の5センサーを搭載
- プレフィルター自動掃除機能で日常のお手入れを補助
- COCORO AIRに対応しスマートフォンとも連携できる
もう一歩
- 強運転時は52dBまで運転音が上がる
- 加湿を使用する場合は給水や加湿部分のお手入れが必要
- 質量約12kgで持ち上げて頻繁に移動する用途には向かない
- 小さめのリビングではKI-TX70でも対応しやすい
- 清浄能力を最優先するならKI-TX100やFP-S120の方が高い
SHARP|シャープ
SHARP|KI-TX70
総合スコア:
空気清浄能力|★4.5 リビング対応力|★5.0 静音性|★4.5 センサー・自動運転|★4.5 お手入れ・維持費|★4.0 価格とのバランス|★5.0
| 発売年月 | 2024年9月 |
| 空気清浄適用床面積 | ~31畳(51m²) |
| 8畳清浄時間 | 約9分 |
| 最大風量 | 7.0m³/分 |
| プラズマクラスター | NEXT |
| 加湿方式 | 気化方式 |
| 最大加湿量 | 750mL/h |
| 加湿適用床面積 | プレハブ洋室~21畳/木造和室~12.5畳 |
| 運転音(空気清浄) | 20~51dB |
| センサー | ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度 |
| フィルター | 静電HEPA・ダブル脱臭フィルター |
| 集じんフィルター交換目安 | 約10年※ |
| 自動運転 | ○ |
| 無線LAN | ○ |
| COCORO AIR | ○ |
| 本体サイズ | 幅395×奥行265×高さ650mm |
| 質量 | 約12kg |
31畳までの清浄力を確保しながら、性能と価格のバランスを取りやすいリビング向けモデル
SHARP KI-TX70は、リビング用として必要な清浄能力を確保しながら、上位モデルほど性能を求めない人に選びやすい加湿空気清浄機です。
空気清浄の適用床面積は31畳まで、最大風量は7.0m³/分。8畳を清浄する目安時間は約9分です。1位のKI-TX75は34畳まで・最大7.5m³/分なので、清浄能力ではTX75が上回ります。ただし、差は空気清浄の適用床面積で3畳、最大風量で0.5m³/分です。
一般的なリビングで使う場合、必ずしもこの差が決定的になるとは限りません。15~20畳前後を中心としたリビング・LDKなら、KI-TX70も十分比較候補になります。
KI-TX70もプラズマクラスターNEXTを搭載しています。ただし、今回の評価ではプラズマクラスターのグレードだけで空気清浄能力を採点していません。適用床面積、最大風量、8畳清浄時間など、比較しやすいメーカー公表仕様を中心に評価しています。
加湿能力は最大750mL/hです。加湿適用床面積の目安はプレハブ洋室21畳、木造和室12.5畳まで。冬場のリビングで空気清浄と加湿を1台にまとめたい家庭にも使いやすい性能ですが、ここはKI-TX75との差が比較的分かりやすい部分です。
TX75は最大900mL/hで、プレハブ洋室25畳まで対応します。そのため、広めのLDKで加湿能力にも余裕を求めるならTX75が有利。一方、部屋の広さがTX70の範囲に収まり、加湿能力750mL/hで足りるのであれば、上位モデルへ予算を増やす必要性は小さくなります。
センサーはホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度の5種類を搭載しています。料理をしたときのニオイや空気中のホコリ、室内の湿度・温度などを検知しながら運転できるため、状況に応じて毎回手動で設定を変える負担を減らせます。
無線LANとCOCORO AIRにも対応しています。スマートフォンとの連携やクラウドを活用した運転ができるため、空気清浄機を細かく操作するより、自動運転を中心に使いたい人にも便利です。静音性もリビングで使いやすいポイントです。
空気清浄運転時の運転音は20~51dB。静音運転なら20dBまで抑えられ、テレビ視聴や会話のあるリビングでも長時間運転しやすくなっています。一方、強運転時は51dBなので、空気の汚れを検知して風量が上がれば運転音は聞こえます。
集じんには静電HEPAフィルターを採用しています。集じんフィルターの交換目安は約10年とされているため、短期間で交換フィルターを購入するタイプではありません。ただし、交換目安が長いことと、お手入れが不要なことは別です。プレフィルターに付着したホコリの清掃に加えて、加湿を使用する場合には給水タンク、加湿フィルター、トレーなどのお手入れも必要になります。
ここは購入前に理解しておきたいポイントです。空気清浄と加湿を1台にまとめれば設置する家電を減らせますが、加湿機能を使う季節には給水と水回りのお手入れが増えます。
本体サイズは幅395×奥行265×高さ650mm、質量は約12kgです。奥行26.5cmに抑えられているため、壁際に設置した際に前へ張り出しにくいことはリビングではメリットです。ただし、約12kgあるので、持ち上げて頻繁に別の部屋へ運ぶ使い方には向きません。
広いLDKならKI-TX100、加湿不要で清浄能力を優先するならFP-S120という選択肢もあります。一方、「一般的な広さのリビングで使う」「加湿も欲しい」「最上位クラスの能力までは必要ない」という条件なら、KI-TX70は非常に比較しやすいモデルです。
ランキングではTX75との差によって2位ですが、購入時の実売価格によっては、TX70の方が自宅に合った選択になることもあります。
おすすめポイント
- 空気清浄31畳までで一般的なリビング・LDKに合わせやすい
- 最大750mL/hの加湿機能を搭載
- ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度の5センサーを搭載
- COCORO AIRに対応しスマートフォンと連携できる
- KI-TX75より性能を抑えながら価格とのバランスを取りやすい
もう一歩
- 清浄能力と加湿能力はKI-TX75の方が高い
- 広いLDKでは最大750mL/hの加湿量に余裕が少なくなる場合がある
- 加湿使用時は給水タンクや加湿部分のお手入れが必要
- 質量約12kgで持ち上げて頻繁に移動する用途には向かない
- KI-TX75との実売価格差が小さい場合は上位モデルも比較したい
SHARP|シャープ
SHARP|KI-TX100
総合スコア:
空気清浄能力|★5.0 リビング対応力|★4.5 静音性|★4.0 センサー・自動運転|★5.0 お手入れ・維持費|★5.0 価格とのバランス|★3.0
| 発売年月 | 2024年9月 |
| 空気清浄適用床面積 | ~46畳(76m²) |
| 8畳清浄時間 | 約6分 |
| 最大風量 | 10m³/分 |
| プラズマクラスター | NEXT |
| 加湿方式 | 気化方式 |
| 最大加湿量 | 1,100mL/h |
| 加湿適用床面積 | プレハブ洋室~31畳/木造和室~19畳 |
| 運転音(空気清浄) | 21~53dB |
| センサー | ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度 |
| フィルター | 静電HEPA・ガスもと~る脱臭フィルター |
| 集じんフィルター交換目安 | 約10年※ |
| 自動掃除 | プレフィルター自動掃除 |
| 無線LAN | ○ |
| COCORO AIR | ○ |
| 本体サイズ | 幅427×奥行305×高さ700mm |
| 質量 | 約14kg |
46畳までの清浄力と最大1,100mL/hの加湿力。広いLDKで性能に余裕を持たせたい人へ
SHARP KI-TX100は、一般的なリビングよりも一段広いLDKで、空気清浄と加湿の両方に余裕を持たせたい人に向いたハイグレードモデルです。
空気清浄の適用床面積は46畳まで。最大風量は10m³/分で、8畳を清浄する目安時間は約6分です。KI-TX75は34畳・7.5m³/分・約9分、KI-TX70は31畳・7.0m³/分・約9分なので、清浄能力には明確な差があります。広いLDKや、リビング・ダイニング・キッチンが大きくつながった空間で、清浄スピードまで重視するならKI-TX100の性能を活かしやすくなります。
加湿能力も上位モデルらしい仕様です。最大加湿量は1,100mL/h。加湿適用床面積はプレハブ洋室31畳、木造和室19畳までが目安です。KI-TX75の900mL/h、KI-TX70の750mL/hを上回るため、広いリビングで冬場の加湿も1台にまとめたい場合には大きなメリットがあります。
また、シャープ独自の「二層構造加湿フィルター」を採用し、加湿集中ガイドによって風を効率よく加湿フィルターへ集める構造になっています。一方で、一般的な15~20畳程度のリビングでは、46畳までの空気清浄能力や最大1,100mL/hの加湿能力が必ずしも必要とは限りません。
プラズマクラスターはNEXTを搭載しています。メーカーが公表するプラズマクラスターの各効果には、それぞれ試験条件があります。今回の空気清浄能力では、適用床面積、最大風量、8畳清浄時間など、モデル間で比較しやすい数値を中心に評価しています。
KI-TX100はセンサーと自動運転も充実しています。ホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度の5種類のセンサーを搭載。さらにAIモニターやAI AUTO、無線LAN、COCORO AIRにも対応しています。
リビングは料理、人の出入り、掃除などによって空気の状態が変化しやすい場所です。こうした変化に合わせて空気清浄機へ運転を任せたい人にとって、センサーと自動運転機能が充実していることはメリットです。
お手入れ面では、プレフィルター自動掃除機能を搭載しています。プレフィルターにたまったホコリを自動で掃除し、ダストボックスへ集めるため、プレフィルターを頻繁に自分で掃除する負担を抑えられます。
また、集じんには静電HEPAフィルターを採用し、交換目安は約10年です。脱臭には「ガスもと~る脱臭フィルター」を採用しています。シャープはこのフィルターについて、料理臭やペット臭などに加え、従来の脱臭フィルターでは取りにくかった有害ガス成分も低減するとしています。ただし、こうしたフィルターも使用環境によって性能や交換時期は変わります。さらに加湿を使えば、給水タンク、加湿フィルター、トレーなどのお手入れは必要です。
静音性については、空気清浄運転時21~53dBです。弱い運転では静かですが、最大10m³/分という大風量で運転すると53dBまで上がります。テレビ視聴や会話のあるリビングでは、強運転が続けば音が気になる可能性があります。
本体サイズも購入前に確認したいポイントです。幅427×奥行305×高さ700mm、質量は約14kg。KI-TX75・KI-TX70の幅395×奥行265×高さ650mm、約12kgよりひと回り大きくなります。高さ70cmあるため、実際にリビングへ置くと存在感があります。ソファやテレビボードの横に設置する予定なら、本体寸法だけでなく吸込口・吹出口をふさがず設置できるスペースがあるか確認しておきましょう。
そしてKI-TX100を3位とした最大の理由が、価格とのバランスです。46畳までの空気清浄、最大1,100mL/hの加湿、5センサー、プレフィルター自動掃除、COCORO AIRなど非常に充実したモデルですが、その分、本体価格も上がります。15~20畳程度の一般的なリビングなら、KI-TX75やKI-TX70でも十分な清浄能力を確保しやすいため、TX100へ予算を増やしても性能を十分に活かせない場合があります。
一方、25~30畳クラスの広いLDKでは評価が変わります。このクラスになるとKI-TX75との差が小さくなく、最大10m³/分の風量、46畳までの清浄能力、最大1,100mL/hの加湿能力が活きてきます。
さらにFP-S120と迷った場合は、加湿の必要性が判断材料になります。FP-S120は最大12m³/分・53畳までと空気清浄能力ではさらに高性能ですが、加湿機能はありません。
「広いLDKで空気清浄と加湿を1台にまとめたい」ならKI-TX100、「加湿は不要なので空気清浄能力を優先したい」ならFP-S120と選び分けられます。
KI-TX100は、最上位だから誰にでもおすすめするモデルではありません。一般的なリビングでは性能・サイズ・価格を持て余す可能性がありますが、広いLDKでは上位モデルならではの清浄力と加湿力を活かせます。
リビングが広く、KI-TX75では能力に余裕が少ないと感じる家庭で検討したいモデルです。
おすすめポイント
- 空気清浄46畳まで、最大風量10m³/分の高い清浄能力
- 8畳を約6分で清浄できる
- 最大1,100mL/hの加湿能力で広いLDKにも合わせやすい
- 5種類のセンサーとCOCORO AIRに対応
- プレフィルター自動掃除機能で日常のお手入れを補助
もう一歩
- 一般的な広さのリビングでは性能を持て余す場合がある
- KI-TX75・KI-TX70より本体が大きい
- 質量約14kgで持ち上げての移動には向かない
- 強運転時は53dBまで運転音が上がる
- 高性能な分、本体価格も高くなりやすい
SHARP|シャープ
SHARP|FP-S120
総合スコア:
空気清浄能力|★5.0 リビング対応力|★4.0 静音性|★4.5 センサー・自動運転|★4.5 お手入れ・維持費|★4.5 価格とのバランス|★3.5
| 発売年月 | 2024年9月 |
| 空気清浄適用床面積 | ~53畳(87m²) |
| 8畳清浄時間 | 約6分 |
| 最大風量 | 12m³/分 |
| プラズマクラスター | 25000 |
| プラズマクラスター適用床面積 | 約24畳 |
| 運転音 | 20~54dB |
| 消費電力 | 4.7~73W |
| 本体サイズ | 幅333×奥行330×高さ578mm |
| 加湿機能 | なし |
| センサー | ホコリ・ニオイ・照度 |
| 集じんフィルター | 静電HEPAフィルター |
| 脱臭フィルター | ダブル脱臭フィルター |
| 集じんフィルター交換目安 | 約10年※ |
| 自動運転 | ○ |
| COCORO AIR | ○ |
| 質量 | 約11kg |
53畳まで・最大風量12m³/分。加湿不要で清浄スピードを重視する広いリビングに
SHARP FP-S120は、「加湿機能はいらないので、リビングの空気清浄をできるだけすばやく行いたい」という人に注目したい空気清浄専用モデルです。
空気清浄の適用床面積は53畳まで、最大風量は12m³/分。8畳を清浄する目安時間は約6分です。3位のKI-TX100でも46畳・最大10m³/分なので、最大風量と適用床面積ではFP-S120が上回ります。
FP-S120の特徴は、本体の左右から空気を取り込み、2つのファンで清浄する「両面吸い込み構造」です。大風量を確保しながら、本体サイズは幅333×奥行330×高さ578mm。KI-TX100は幅427×奥行305×高さ700mmなので、FP-S120は奥行こそ少しありますが、幅と高さを抑えています。
53畳まで対応する能力を考えると、広いLDKで設置場所を考えやすいことはメリットです。また、最大風量だけでなく、中運転時の性能も注目できます。中運転では風量5.5m³/分、運転音37dBです。リビングでは常に最大風量で使うわけではないため、ある程度の風量を確保しながら運転音を抑えられることも、長時間運転では重要になります。運転音は静音時20dBから強運転時54dB。最大運転時は音が大きくなりますが、静音運転では20dBまで下がります。
FP-S120には加湿機能がありません。ここはKI-TX75・KI-TX70・KI-TX100との大きな違いです。冬場に空気清浄と加湿を1台で済ませたい人にはKIシリーズの方が便利です。一方、加湿器をすでに持っている家庭や、加湿を必要としない季節を中心に使用する人にとっては、加湿機能がないことが必ずしもデメリットになるとは限りません。
給水タンクへ水を補充する必要がなく、加湿フィルターや加湿トレーといった水回りのお手入れも発生しません。「多機能なモデルを買っても加湿は使わない」という人なら、空気清浄専用機を選ぶ方が使い方に合っています。
集じんには静電HEPAフィルターを採用し、交換目安は約10年です。脱臭にはダブル脱臭フィルターを搭載しています。交換目安が長いため、短期間ごとに交換フィルターを購入する製品ではありません。さらに加湿機能がないので、加湿フィルターや給水タンク、トレーの清掃も不要です。
もちろんプレフィルターなど空気清浄機としての日常的なお手入れは必要ですが、加湿空気清浄機と比べると水回りのメンテナンスがない分、管理する部分を減らせます。
センサーはホコリ・ニオイ・照度の3種類を搭載しています。空気の汚れを検知して運転を調整できるため、リビングで自動運転を中心に使いたい場合にも便利です。
無線LANにも対応しており、COCORO AIRとの連携が可能です。ただし、加湿機能がないため湿度センサーを利用した加湿制御などは必要ありません。
プラズマクラスターは25000を搭載し、適用床面積の目安は約24畳です。ここで注意したいのは、「空気清浄適用床面積53畳」と「プラズマクラスター適用床面積約24畳」は意味が異なることです。
53畳という数値はフィルターによる空気清浄能力の適用床面積で、プラズマクラスター25000の適用床面積とは別の指標です。「53畳すべてがプラズマクラスター25000の適用範囲」という意味ではないため、購入時には区別して確認しましょう。
FP-S120は米国家電製品協会(AHAM)のCADR評価も受けています。メーカー公表値では、CADRはタバコ煙383cfm、ホコリ379cfm、花粉416cfmです。CADRは一定条件下で、どれだけ清浄な空気を供給できるかを示す指標です。国内の適用床面積とは基準が異なるため数値を直接置き換えることはできませんが、FP-S120の清浄能力を確認する別の参考値になります。
FP-S120は空気清浄専用機ですが、大風量・高い清浄能力を備えた上位モデルなので、加湿機能がないから安価という製品ではありません。さらに現在は後継世代が登場しているため、販売店による実売価格の差も確認したいところです。
KI-TX100と迷った場合は、加湿が必要かどうかでかなり選びやすくなります。広いLDKで空気清浄と加湿を1台にまとめたいならKI-TX100。加湿器を別に用意している、あるいは加湿自体が不要で、空気清浄能力を優先したいならFP-S120です。
また、一般的な15~20畳程度のリビングでは、FP-S120ほどの清浄能力を必要としないケースもあります。その場合はKI-TX75やKI-TX70の方が、加湿を含めた機能と価格のバランスを取りやすくなります。つまりFP-S120は「4位だから上位3商品より劣る」のではなく、用途がはっきり分かれるモデルです。
広いLDKで、加湿機能を必要とせず、清浄スピードを重視する。この条件に当てはまるなら、今回の総合順位以上に有力な選択肢になります。
おすすめポイント
- 空気清浄53畳までで広いLDKに対応しやすい
- 最大風量12m³/分、8畳を約6分で清浄
- 加湿非搭載なので給水や加湿部分のお手入れが不要
- 中運転でも5.5m³/分の風量を37dBで確保
- COCORO AIRに対応しスマートフォンと連携できる
もう一歩
- 空気清浄と加湿を1台にまとめることはできない
- 強運転時は54dBまで運転音が上がる
- 一般的な広さのリビングでは清浄能力を持て余す場合がある
- プラズマクラスター25000の適用床面積は約24畳
- 後継世代があるため購入時は実売価格と在庫を確認したい
SHARP|シャープ
SHARP|KI-TS50
総合スコア:
空気清浄能力|★3.5 リビング対応力|★4.0 静音性|★5.0 センサー・自動運転|★3.5 お手入れ・維持費|★4.0 価格とのバランス|★4.5
| 発売年月 | 2024年9月 |
| 空気清浄適用床面積 | ~23畳(38m²) |
| 8畳清浄時間 | 約12分 |
| 最大風量 | 5.1m³/分 |
| プラズマクラスター | 25000 |
| 加湿方式 | 気化方式 |
| 最大加湿量 | 600mL/h |
| 加湿適用床面積 | プレハブ洋室~17畳/木造和室~10畳 |
| 運転音(空気清浄) | 17~51dB |
| センサー | ニオイ・湿度・温度 |
| 集じんフィルター | 静電HEPAフィルター |
| 脱臭フィルター | ダブル脱臭フィルター |
| 集じんフィルター交換目安 | 約10年※ |
| 自動運転 | ○ |
| キャスター | ○・ストッパー付き |
| 本体サイズ | 幅384×奥行230×高さ619mm |
| 質量 | 約7.9kg |
奥行23cmの薄型ボディ。小~中規模のリビングで置きやすさを重視する人に
SHARP KI-TS50は、「リビングに加湿空気清浄機を置きたいけれど、大型モデルはできるだけ避けたい」という人に選びやすい薄型モデルです。
空気清浄の適用床面積は23畳まで、最大風量は5.1m³/分。8畳を清浄する目安時間は約12分です。KI-TX70は31畳・最大7.0m³/分・約9分、KI-TX75は34畳・最大7.5m³/分・約9分なので、空気清浄能力には明確な差があります。特に20畳を超えるような広いLDKで清浄スピードに余裕を持たせたい場合は、TX70以上のモデルを検討しやすくなります。
一方、10~15畳程度を中心としたリビングなら、KI-TS50も十分候補になります。最大の特徴は、本体サイズです。幅384×奥行230×高さ619mmで、奥行はわずか23cm。KI-TX70・KI-TX75は奥行26.5cm、KI-TX100は30.5cmなので、壁際に置いたときの張り出しを抑えやすくなっています。
リビングではソファ、テレビボード、収納家具、ダイニングセットなどが場所を取ります。空気清浄機の性能だけを見て大型モデルを購入すると、実際に置いたときに通路が狭くなったり、家具との距離を確保しにくかったりすることがあります。その点、KI-TS50は清浄能力を抑える代わりに、限られたスペースへ設置しやすいことがメリットです。
ストッパー付きキャスターも備えているため、掃除の際に本体を動かしたい場合にも便利です。重量は約7.9kg。TX70・TX75の約12kgより軽いため、取り回しの面でも扱いやすくなっています。
加湿機能も搭載しています。最大加湿量は600mL/hで、加湿適用床面積はプレハブ洋室17畳、木造和室10畳までが目安です。上位モデルほどの加湿能力はありませんが、小~中規模のリビングで冬場の空気清浄と加湿を1台にまとめたい場合には使いやすい性能です。
ただし、空気清浄は23畳まででも、加湿の適用床面積はそれより狭いことには注意しましょう。「空気清浄23畳までだから、23畳の部屋を十分に加湿できる」という意味ではありません。特に広めのリビングで加湿を重視する場合は、プレハブ洋室17畳までという加湿側の目安も確認する必要があります。
静音性はKI-TS50の強みです。空気清浄運転時の運転音は17~51dB。今回比較する5商品のなかでも最小運転音が低く、静かな運転を選びやすくなっています。
さらに加湿空気清浄の強運転でも43dBに抑えられています。テレビを見る時間が長い家庭や、リビングと仕事スペースが近い家庭など、空気清浄機の音をできるだけ抑えたい場合には注目したいポイントです。もちろん最大風量そのものが上位モデルより小さいため、運転音だけを切り離して「上位モデルより優れている」と判断することはできません。
プラズマクラスターは25000を搭載しています。TX100・TX75・TX70のプラズマクラスターNEXTとはグレードが異なります。
センサーはニオイ・湿度・温度の3種類です。上位のTXシリーズはホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度の5センサーを備えているため、センサー構成では差があります。「できるだけ多くの情報を検知して自動運転してほしい」という人にはTXシリーズが向いていますが、そこまで高度な機能を必要としない場合は、KI-TS50のシンプルな構成でも選択肢になります。
集じんには静電HEPAフィルター、脱臭にはダブル脱臭フィルターを採用しています。集じんフィルターの交換目安は約10年です。ただし、上位モデルのようなプレフィルター自動掃除機能はありません。プレフィルターなどの定期的なお手入れは自分で行う必要があります。また、加湿機能を使用する場合は給水に加えて、給水タンク、加湿フィルター、トレーなどのお手入れも必要です。
KI-TS50は清浄能力やセンサーではTXシリーズに及びませんが、その分、小~中規模のリビングに必要な性能へ絞ったモデルです。「広い部屋に対応できること」よりも、「10~15畳程度のリビングで使えて、加湿もでき、できるだけ場所を取らないこと」を重視するなら、上位モデルへ予算を増やす必要性は小さくなります。
今回のランキングはリビング全般を対象としているため、広い部屋への対応力で上位モデルが有利になっています。
しかし、小~中規模のリビングに対象を絞れば、奥行23cmの薄型設計、約7.9kgの扱いやすさ、最大600mL/hの加湿、静かな運転という特徴が活きてきます。
10~15畳程度を中心としたリビングで、清浄能力の大きさより設置しやすさと静音性を重視する人に適したモデルです。
おすすめポイント
- 奥行23cmの薄型設計で壁際に置きやすい
- 空気清浄23畳までで小~中規模のリビングに合わせやすい
- 最大600mL/hの加湿機能を搭載
- 静音運転時17dBで運転音を抑えやすい
- 約7.9kg・キャスター付きで上位モデルより取り回しやすい
もう一歩
- 広いLDKでは上位モデルより清浄スピードが遅い
- 8畳の清浄時間は約12分
- 加湿適用床面積は空気清浄の適用床面積より狭い
- TXシリーズよりセンサーの種類が少ない
- プレフィルター自動掃除機能は搭載していない
SHARPの空気清浄機はリビングの広さと加湿の必要性から選ぼう
SHARP(シャープ)の空気清浄機は、同じリビング向けでもモデルによって清浄能力や加湿機能、センサー、お手入れのしやすさが異なります。
今回比較した5商品では、空気清浄の適用床面積が23畳から53畳まであり、8畳を清浄する目安時間も約6~12分と差がありました。そのため、最上位モデルや適用床面積が最も広いモデルを選べばよいとは限りません。
まず確認したいのは、自宅のリビングの広さです。小~中規模のリビングと20畳前後のLDK、さらに広いLDKでは必要になる清浄能力が変わります。適用床面積だけでなく、最大風量や8畳清浄時間まで比較すると、モデルごとの清浄スピードの違いも判断しやすくなります。
次に考えたいのが、加湿機能を使うかどうかです。KI-TX100・KI-TX75・KI-TX70・KI-TS50は空気清浄と加湿を1台で行えます。一方、FP-S120は加湿機能を搭載しない空気清浄専用モデルです。
冬場にリビングの加湿も1台で済ませたいなら加湿空気清浄機が便利ですが、加湿器を別に使っている家庭や加湿機能を必要としない場合は、空気清浄専用機も選択肢になります。
加湿機能を使う場合は、最大加湿量だけでなく加湿適用床面積も確認しましょう。空気清浄の適用床面積と加湿の適用床面積は同じではありません。特に広いLDKで加湿まで重視する場合は、空気清浄能力だけを見て選ばないことが大切です。
また、リビングで長期間使用するなら、お手入れ方法も購入前に確認しておきたいポイントです。
集じんフィルターの交換目安が長いモデルでも、プレフィルターなどの日常的なお手入れは必要です。加湿機能を使用すれば、給水に加えて加湿フィルターやトレー、給水タンクなどの清掃も必要になります。プレフィルター自動掃除機能を搭載したモデルなら日常的な掃除を補助できますが、「自動掃除=すべてのお手入れが不要」という意味ではありません。
センサーや自動運転についてもモデルごとに違いがあります。上位モデルにはホコリ・ニオイ・湿度・温度・照度など複数のセンサーや、COCORO AIRとの連携に対応したものがあります。一方、必要な機能を絞ることで、本体サイズや価格を抑えたモデルもあります。
プラズマクラスターについては、NEXTや25000といったグレードだけで商品を決めるのではなく、適用床面積、風量、清浄時間、運転音、センサーなども含めて比較すると、自宅に必要なモデルを判断しやすくなります。
今回のランキングでは、「空気清浄能力」「リビング対応力」「静音性」「センサー・自動運転」「お手入れ・維持費」「価格とのバランス」の6項目を共通基準として評価しました。
総合順位は商品を比較するひとつの目安ですが、リビングの広さや加湿の必要性によって適したモデルは変わります。
購入前には、自宅のリビングに必要な清浄能力を確認したうえで、加湿機能、設置スペース、運転音、センサー、お手入れ方法まで比較してみてください。必要な性能と実際の使い方を照らし合わせることが、SHARPの豊富なラインアップから自宅に合った空気清浄機を選ぶポイントです。






