「リビング用にBlueairの空気清浄機が欲しいけれど、どのモデルを選べばいいの?」
Blueairには、価格を抑えやすいBlue Maxシリーズから、広い空間に対応するBlue Signature、家具のように置きやすいDustMagnetまで複数のシリーズがあります。同じBlueairでも、対応できる部屋の広さや清浄スピード、運転音、センサー、フィルターの維持費などはモデルによって異なります。
特にリビング用で確認したいのが、「適用床面積」だけでなく「推奨フロア面積」と清浄スピードです。空気清浄機は適用床面積の数字が大きければ大きいほど、自分のリビングに適しているとは限りません。
たとえば10〜12畳程度のリビングならコンパクトなモデルでも選択肢になりますが、20畳を超えるLDKでは、より清浄能力に余裕のあるモデルが使いやすくなります。
また、リビングは家族が長時間過ごす場所です。空気をすばやく清浄できることに加えて、テレビや会話を邪魔しにくい運転音、空気の状態に合わせて運転を調整するセンサーやオートモードなども確認しておきたいポイントです。
そこで今回は、2026年現在購入を検討できるBlueairの空気清浄機から、リビング向けの5商品を厳選しました。
「清浄スピード」「リビング対応力」「静音性」「センサー・自動運転」「お手入れ・維持費」「価格とのバランス」の6項目を共通基準として比較します。
一般的なリビングに使いやすいモデルから、広いLDK向けの高性能モデル、小さめのリビングに導入しやすいモデルまで、それぞれの違いを詳しく解説します。リビングの広さや使い方に合ったBlueairを選ぶ参考にしてください。
リビング向けBlueair空気清浄機の選び方

部屋の広さは「適用床面積」だけで決めない
Blueairをリビング用に選ぶときは、適用床面積だけでなく「推奨フロア面積」と清浄スピードも確認しましょう。
適用床面積は、日本電機工業会規格JEM1467に基づき、規定の粉じん濃度を30分で清浄できる部屋の広さを示した目安です。一方、BlueairではCADRをもとにした推奨フロア面積も公表しています。
たとえばBlue Max 3250iは適用床面積22畳ですが、推奨フロア面積は12畳。Blue Max 3450iなら適用床面積48畳、推奨フロア面積26畳です。そのため「適用床面積が自宅のリビング以上だから大丈夫」と判断するのではなく、推奨フロア面積や8畳清浄時間も一緒に比較すると、自宅の広さに合ったモデルを選びやすくなります。
10〜12畳程度のリビングなら3250iも候補になりますが、20畳前後のLDKでは3350iや3450iなど、清浄能力に余裕のあるモデルが選びやすいでしょう。

広いLDKほど「8畳清浄時間」とCADRを比較する
リビングでは、適用床面積だけでなく「どれくらい速く空気を清浄できるか」も重要です。比較しやすいのが8畳清浄時間です。今回の5商品では約5分から約13分まで差があり、モデルによる清浄能力の違いを把握できます。
さらにBlueairでは、CADRも確認できます。CADRは「Clean Air Delivery Rate」の略で、空気清浄機が1分間にどれだけ清浄な空気を供給できるかを示す指標です。数値が大きいほど、一定時間に多くの空気を清浄できることを表します。
家族が集まる広いLDKや、人の出入りが多いリビングでは、8畳清浄時間が短く、CADRや風量に余裕のあるモデルが使いやすくなります。反対に小さめのリビングなら、最大性能だけを求めず、部屋の広さに必要な清浄能力と価格のバランスを考えて選びましょう。

リビングでは静音性と自動運転も確認する
リビング用の空気清浄機は長時間運転することが多いため、清浄能力だけでなく運転音や自動運転の使いやすさも確認しましょう。
特にテレビを見たり家族で会話したりする空間では、最大運転時だけでなく弱運転時の運転音も比較したいポイントです。Blue Max 3250iは18〜46dB、3350i・3450iは23〜50dBなど、同じBlueairでも運転音には違いがあります。
また、ホコリなどの粒子を検知するセンサーとオートモードがあれば、空気の状態に合わせて運転を自動調整できます。Wi-FiやBlueairアプリに対応したモデルなら、スマートフォンから空気の状態を確認したり、運転スケジュールを設定したりすることも可能です。
リビングで常時使いたい人ほど、「最大風量が大きいか」だけでなく、普段は静かに運転できるか、必要なときに自動で運転を強められるかまで確認して選びましょう。
リビング向けBlueair空気清浄機5商品の比較表
【2026年最新】ブルーエア空気清浄機 5機種ランキング
Blueair|ブルーエア
Blueair|Blue Max 3450i
| 発売年月 | 2024年2月 |
| 適用床面積 | ~48畳(79m²) |
| 推奨フロア面積 | ~26畳(43m²) |
| 8畳清浄時間 | 約6分 |
| 風量 | 1.8~10.5m³/分 |
| CADR | タバコ煙300/ホコリ300/花粉300 |
| 運転音 | 23~50dB(A) |
| 消費電力 | 4~38W |
| 空気清浄技術 | HEPASilent |
| フィルター | パーティクル プラス カーボン フィルター |
| フィルター交換目安 | 約6~9カ月※ |
| センサー | ホコリセンサー |
| 自動運転 | オートモード対応 |
| 本体サイズ | 幅318×奥行318×高さ534mm |
| 重量 | 約3.6kg |
48畳対応・8畳約6分。広めのLDKをパワフルに清浄できるBlue Max
Blueair Blue Max 3450iは、「広めのリビングやLDKで使いたいけれど、最上位モデルほどの予算はかけたくない」という人に注目してほしい空気清浄機です。
今回1位とした最大の理由は、リビングで使いやすい清浄能力と価格のバランスです。適用床面積は48畳、CADRから算出した推奨フロア面積は26畳。8畳を清浄する目安は約6分で、最大風量は10.5m³/分あります。
20畳前後のLDKはもちろん、リビングとダイニングが一続きになった広めの空間でも清浄能力に余裕を持たせやすいスペックです。
Blueair独自の「HEPASilentテクノロジー」を採用していることも特徴です。HEPASilentは、粒子イオン化技術とフィルターによる物理的なろ過を組み合わせた空気清浄技術。空気中の粒子を帯電させ、フィルターへ吸着しやすくすることで、効率よく微粒子を取り除くことを狙っています。メーカーでは0.1~1μmの微粒子を99.97%以上除去するとしています。
ただし、これは所定の試験条件で測定したフィルターの除去性能です。実際のリビング全体にある微粒子を99.97%除去できるという意味ではありません。
吸気は360°から行う構造です。空気清浄機の周囲から空気を取り込み、上部から清浄した空気を送り出すため、リビングのように人の移動や家具配置がある空間でも使いやすい形状です。
清浄能力が高い一方、運転音は23~50dB(A)。最大運転ではそれなりに音が出ますが、ナイトモードでは23dB(A)まで抑えられます。テレビを見たり家族で会話したりするリビングでは、普段は低い運転レベルやオートモードを利用し、空気が汚れたときに風量を上げる使い方がしやすいでしょう。
空気の状態に合わせて運転を任せられることも、リビング用として便利なポイントです。本体にはPM2.5サイズの粒子を測定するホコリセンサーを搭載。オートモードでは、検知した空気の状態に応じて運転スピードを自動調整します。空気環境ステータスランプも備えているため、空気の状態を本体から確認できます。
さらにWi-FiとBlueairアプリにも対応しています。アプリから操作したり、フィルター寿命を確認したりできるため、日常的に空気清浄機を使う場合の管理もしやすくなっています。
ただし、ニオイセンサーは搭載していません。調理臭などが発生したこと自体をニオイセンサーで検知して自動的に風量を上げるタイプではありません。
本体サイズは幅318×奥行318×高さ534mm。48畳対応の清浄能力を持ちながら、設置面積は約32cm四方です。重量も約3.6kgなので、大空間向けモデルとしては比較的移動させやすいでしょう。
一方、購入後に確認しておきたいのがフィルターの維持費です。パーティクル プラス カーボン フィルターは、1日24時間使用した場合で約6~9カ月が交換目安です。
交換時期を単純な日数だけで判断するのではなく、RealTrackアルゴリズムが運転スピード、使用時間、空気環境をもとにフィルターの残存寿命を計算します。
交換時期になると本体のランプで知らせ、アプリ接続時には通知を受け取ることもできます。また、外側のプレフィルターは汚れが気になったときに掃除機でホコリを取り除け、水洗いも可能です。日常のお手入れは比較的シンプルですが、メインフィルターを継続的に購入する必要があります。公式ストアでは交換フィルターが約8,000円台で販売されているため、24時間運転を続ける場合は年間のフィルター代も考えておきたいところです。
2位のBlue Max 3350iと迷う人も多いでしょう。3350iは推奨フロア面積22畳、8畳清浄時間約7分なので、一般的なリビングなら十分な性能があります。対して3450iは推奨フロア面積26畳、8畳約6分、最大風量10.5m³/分。
価格差を抑えながら、広めのLDKや人が集まるリビングで清浄能力にもう少し余裕を持たせたい場合に3450iのメリットが大きくなります。
3位のBlue Signature SP4iほどの大空間性能や高度なセンサー機能までは必要ない一方、一般的なリビング向けモデルより清浄能力には余裕が欲しい。Blue Max 3450iは、その中間を埋めるバランスのよさが魅力です。
「広めのリビングで使える清浄能力」「静音性」「自動運転」「価格」のどれかひとつだけを突出させるのではなく、すべてを高い水準でまとめていることが、今回1位とした理由です。
おすすめポイント
- 推奨フロア面積26畳で広めのLDKにも対応しやすい
- 8畳約6分・最大風量10.5m³/分で清浄スピードが速い
- 23~50dBで清浄能力に対して運転音を抑えている
- ホコリセンサーとオートモードで運転を任せやすい
- Wi-Fi・Blueairアプリに対応している
もう一歩
- メインフィルターは約6~9カ月での交換が目安
- 24時間運転では交換フィルターの継続的な費用がかかる
- ニオイセンサーは搭載していない
- 10~15畳程度のリビングでは性能を持て余す場合がある
- より高度なセンサー機能ではBlue Signature SP4iに及ばない
Blueair|ブルーエア
Blueair|Blue Max 3350i
| 発売年月 | 2024年2月 |
| 適用床面積 | ~42畳(69m²) |
| 推奨フロア面積 | ~22畳(36m²) |
| 8畳清浄時間 | 約7分 |
| 風量 | 1.5~9.0m³/分 |
| CADR | タバコ煙250/ホコリ250/花粉250 |
| 運転音 | 23~50dB(A) |
| 消費電力 | 4~32W |
| 空気清浄技術 | HEPASilent |
| フィルター | パーティクル プラス カーボン フィルター |
| フィルター交換目安 | 約6~9カ月※ |
| センサー | ホコリセンサー |
| 自動運転 | オートモード対応 |
| 本体サイズ | 幅318×奥行318×高さ484mm |
| 重量 | 約3.5kg |
42畳対応・8畳約7分。リビングに必要な清浄力と価格のバランスが魅力
Blueair Blue Max 3350iは、「一般的なリビングやLDKで使うなら、必要以上に大きなモデルを選ばず、清浄能力と価格のバランスを重視したい」という人に注目したい空気清浄機です。
今回のランキングでは2位ですが、「価格とのバランス」は5商品のなかで最高評価となりました。適用床面積は42畳、CADRから算出した推奨フロア面積は22畳。8畳を清浄する目安は約7分、最大風量は9.0m³/分です。
1位のBlue Max 3450iは推奨フロア面積26畳・8畳約6分なので、絶対的な清浄能力では3450iが上回ります。一方、20畳程度までの一般的なリビングやLDKで考えると、3350iでも十分な清浄能力を確保しやすくなっています。
そのため、広さに対して必要以上に大きなモデルを選ぶ必要がない家庭では、3350iの方が価格を含めて選びやすいでしょう。
空気清浄には、Blueair独自のHEPASilentテクノロジーを採用しています。粒子を帯電させてフィルターへ吸着しやすくする技術と、フィルターによる物理的なろ過を組み合わせることで、微粒子を効率よく取り除くことを狙った仕組みです。メーカーでは0.1~1μmの微粒子を99.97%以上除去するとしています。
ただし、この数値は所定の試験条件によるフィルター性能です。実際のリビング全体に浮遊する微粒子を一律に99.97%除去できるという意味ではありません。
本体は360°から空気を吸い込み、上部から清浄した空気を送り出す構造です。リビングではソファやテーブルなど家具が多く、空気清浄機を置ける場所も限られます。円筒形で全周から吸気するBlue Maxシリーズは、吸込口の方向を細かく意識せず設置しやすいのがメリットです。
ただし、周囲を家具などで囲んでしまうと十分な吸気を妨げる可能性があるため、設置時はメーカーの案内に従ってスペースを確保しましょう。
運転音は23~50dB(A)。1位の3450iと同じ範囲です。最大風量では3450iより小さいものの、一般的なリビングで普段使いする場合はオートモードや低い運転レベルを利用できるため、テレビ視聴や会話がある空間でも使いやすいでしょう。
センサーと自動運転も、3450iと同様に充実しています。ホコリセンサーでPM2.5サイズの粒子を測定し、オートモードでは空気の状態に応じて運転スピードを自動で調整します。空気環境ステータスランプも備えているため、本体を見れば空気の状態を把握できます。
さらにWi-FiとBlueairアプリにも対応。スマートフォンから運転状況を確認したり、各種設定を変更したり、フィルターの残存寿命を確認したりできます。
リビングの空気清浄機は長時間運転することが多いため、毎回手動で風量を切り替えなくてもよいのはメリットです。
一方、ニオイセンサーは搭載していません。たとえばリビングとキッチンがつながったLDKで調理臭が発生した場合、そのニオイ自体を検知して自動的に運転を強める機能ではありません。
本体サイズは幅318×奥行318×高さ484mm、重量は約3.5kg。3450iは高さ534mmなので、3350iの方が約5cm低くなります。設置面積はほぼ同じですが、リビングに置いたときの高さを少し抑えられるため、圧迫感を減らしたい場合には3350iが選びやすいでしょう。重量も約3.5kgと軽く、掃除などで本体を移動させる際の負担を抑えられます。
購入後の注意点は、3450iと同じく交換フィルターです。メインフィルターは1日24時間使用した場合、約6~9カ月が交換目安です。RealTrackアルゴリズムが実際の運転スピード、使用時間、空気環境などからフィルター寿命を計算するため、必ず6~9カ月で交換しなければならないという意味ではありません。
また、外側のプレフィルターは掃除機などでホコリを取り除くことができ、水洗いにも対応しています。加湿機能がないので給水タンクや加湿フィルターのお手入れはありませんが、メインフィルターは消耗品です。年間を通して長時間使用する予定なら、本体価格だけでなく交換フィルターの費用まで考えて比較しましょう。
では、1位の3450iとどちらを選ぶべきでしょうか。判断しやすいのはリビングの広さです。20畳程度までのリビングやLDKなら、推奨フロア面積22畳の3350iでも十分候補になります。
一方、20畳を超える広いLDK、人の出入りが多い空間、清浄スピードにより余裕を持たせたい場合は、推奨26畳・8畳約6分の3450iを選ぶ意味が大きくなります。
3350iは「3450iより性能が低い廉価版」と考えるより、自宅のリビングに必要な性能を無駄なく選びたい人向けのモデルと考えると分かりやすいでしょう。
今回のランキングでは清浄スピードの差によって3450iを1位としましたが、一般的なリビングで価格まで含めて考えれば、3350iは非常に選びやすい1台です。
おすすめポイント
- 推奨フロア面積22畳で一般的なリビングやLDKに合わせやすい
- 8畳約7分・最大風量9.0m³/分で十分な清浄スピードがある
- 23~50dBでリビングでも長時間運転しやすい
- ホコリセンサー・オートモード・アプリ操作に対応
- 3450iより性能を抑えながら価格とのバランスに優れる
もう一歩
- 広いLDKでは3450iの方が清浄能力に余裕がある
- メインフィルターは約6~9カ月での交換が目安
- 長期間使う場合は交換フィルターの費用がかかる
- ニオイセンサーは搭載していない
- 10畳前後の小さめリビングでは3250iでも対応しやすい
Blueair|ブルーエア
Blueair|Blue Signature SP4i
| 発売年月 | 2025年7月 |
| 適用床面積 | ~57畳(94m²) |
| 推奨フロア面積 | ~40畳(65m²) |
| 8畳清浄時間 | 約5分 |
| 風量 | 2.6~12.4m³/分 |
| CADR | タバコ煙455/ホコリ434/花粉450超 cfm |
| 運転音 | 23~54dB(A) |
| 消費電力 | 3.1~45W |
| 空気清浄技術 | HEPASilent・OdorFence |
| フィルター | パーティクル プラス カーボンフィルター |
| センサー | PM1・PM2.5・PM10/モーションセンサー |
| 自動運転 | オートモード対応 |
| スマート機能 | Wi-Fi・Blueairアプリ対応 |
| 本体サイズ | 天面直径約366×底面直径約393×高さ約437mm |
| 重量 | 約5.8kg |
57畳対応・8畳約5分。広いLDKで清浄力とセンサー機能を求める高性能モデル
Blueair Blue Signature SP4iは、「広いLDKや吹き抜けのあるリビングで、清浄能力にしっかり余裕を持たせたい」という人に注目したい高性能モデルです。
今回3位ですが、性能が上位2商品に及ばないからではありません。むしろ清浄能力だけを比較すれば、今回の5商品のなかでトップクラスです。
適用床面積は57畳、CADRから算出された推奨フロア面積は40畳。8畳を清浄する目安は約5分で、最大風量は12.4m³/分あります。1位のBlue Max 3450iは推奨フロア面積26畳・8畳約6分、2位の3350iは22畳・約7分なので、大空間への対応力ではSP4iが一段上です。
CADRも、タバコ煙455cfm、ホコリ434cfm、花粉450cfm超と高い数値を公表しています。
空気清浄にはBlueairの基幹技術であるHEPASilentテクノロジーを採用しています。さらにBlue Signatureシリーズでは、ニオイ対策を強化する「OdorFenceテクノロジー」を搭載しているのが大きな違いです。BlueairはSP4iについて、従来モデルとの所定条件での比較でニオイ除去率や生活臭への対応力を向上させたとしています。
リビングとキッチンが一続きになったLDKでは、ホコリや花粉などの粒子だけでなく、調理臭や生活臭も気になることがあります。そのため、粒子の清浄能力だけでなくニオイ対策まで重視する家庭では、Blue Maxシリーズとは違った魅力があります。
ただし、メーカーが公表する脱臭試験は密閉された試験空間での結果です。実際のリビングで同じ効果を保証するものではなく、温度・湿度・運転時間・フィルターの状態などによっても変わります。
SP4iのもうひとつの大きな強みが、センサーです。PM1・PM2.5・PM10の粒子センサーに加えて、モーションセンサーを搭載しています。
Blue Maxシリーズのホコリセンサーよりも確認できる粒子情報が細かく、空気の状態を把握しながら使いたい人には魅力があります。オートモードにも対応しており、空気の状態に合わせて運転を調整できます。
さらにWi-FiとBlueairアプリにも対応。スマートフォンから運転状況や空気の状態を確認できるため、大きなリビングで長時間運転する場合にも管理しやすくなっています。
運転音は23~54dB(A)です。低速時は静かに運転できますが、最大運転音はBlue Max 3450i・3350iの50dB(A)より大きくなります。最大風量12.4m³/分という高い清浄能力を考えれば納得できる範囲ですが、テレビ視聴や会話中に最大運転を続ける場合は運転音が気になる可能性があります。
本体形状もBlue Maxシリーズとは大きく異なります。天面直径は約366mm、底面直径は約393mm、高さは約437mm。高さを抑えた横幅のあるデザインで、重量は約5.8kgです。
Blueairは家具から着想を得たデザインを特徴としており、別売のプレフィルターやウッドレッグ、メタルベースなどで外観を変えることもできます。
リビングに常設する空気清浄機は、性能だけでなくインテリアとの合わせやすさも気になるところです。その点では、家電らしさを抑えたい人にも選択肢になります。
一方、購入前に考えておきたいのが価格です。公式価格は約7万円で、Blue Max 3450iや3350iより明確に高い価格帯です。交換用のパーティクル プラス カーボンフィルターも消耗品なので、本体購入後の維持費も考えておく必要があります。
SP4iが3位なのは、性能不足ではなく、一般的なリビングではここまでの清浄能力を必要としないケースがあるためです。たとえば15~20畳程度のリビングなら、Blue Max 3350iや3450iでも十分な清浄能力を確保しやすく、購入費用も抑えられます。
反対に、30畳を超えるLDK、吹き抜けのあるリビング、オフィスのような開放的な空間では事情が変わります。推奨フロア面積40畳、8畳約5分、最大風量12.4m³/分というSP4iの性能を活かしやすくなるため、そのような環境なら総合順位以上に有力な候補です。
「とにかく最上位だから選ぶ」のではなく、自宅の広さがこの性能を必要としているかを確認したうえで選びたいモデルです。
おすすめポイント
- 推奨フロア面積40畳で広いLDKや吹き抜けにも対応しやすい
- 8畳約5分・最大風量12.4m³/分で清浄スピードに優れる
- PM1・PM2.5・PM10の粒子センサーを搭載
- OdorFenceテクノロジーでニオイ対策も強化
- Wi-Fi・Blueairアプリによるスマート操作に対応
もう一歩
- Blue Max 3450i・3350iより本体価格が高い
- 一般的な広さのリビングでは性能を持て余す場合がある
- 最大運転音は54dB(A)とBlue Max上位2商品より大きい
- 本体重量約5.8kgでBlue Maxシリーズより重い
- 交換フィルターを継続して購入する必要がある
Blueair|ブルーエア
Blueair|Blue Max 3250i
| 発売年月 | 2024年2月 |
| 適用床面積 | ~22畳(37m²) |
| 推奨フロア面積 | ~12畳(20m²) |
| 8畳清浄時間 | 約13分 |
| 風量 | 1.3~4.8m³/分 |
| CADR | タバコ煙141/ホコリ141/花粉141 cfm |
| 運転音 | 18~46dB(A) |
| 消費電力 | 2.5~20W |
| 空気清浄技術 | HEPASilent |
| フィルター | パーティクル プラス カーボン フィルター |
| フィルター交換目安 | 約6~9カ月※ |
| センサー | ホコリセンサー |
| 自動運転 | オートモード対応 |
| 本体サイズ | 幅269×奥行269×高さ481mm |
| 重量 | 約3.4kg |
12畳程度のリビングにちょうどいい。静かで導入しやすいコンパクトBlueair
Blueair Blue Max 3250iは、「10〜12畳程度のリビングで使いたい」「大型モデルほどの清浄能力は必要ない」という人に注目したいコンパクトモデルです。
上位3商品が20畳を超えるリビングや大空間まで視野に入れたモデルなのに対して、3250iは推奨フロア面積12畳。想定する部屋の広さが違います。適用床面積は22畳、推奨フロア面積は12畳で、8畳を清浄する目安は約13分。最大風量は4.8m³/分です。1位の3450iは8畳約6分、2位の3350iは約7分なので、絶対的な清浄スピードでは明確な差があります。
ただし、10畳前後のリビングで使うのであれば話は変わります。必要以上に大きな空気清浄機を購入するより、推奨フロア面積が自宅の広さに合う3250iを選んだ方が、本体サイズや価格を抑えやすくなります。
空気清浄には、上位のBlue Maxシリーズと同じHEPASilentテクノロジーを採用しています。粒子を帯電させてフィルターへ吸着しやすくする技術と、フィルターによる物理的なろ過を組み合わせ、効率よく微粒子を取り除くことを狙った仕組みです。メーカーは0.1~1μmの微粒子を99.97%以上除去するとしています。
ただし、この数値は所定条件で確認されたフィルター性能であり、実際のリビング全体の微粒子を一律に99.97%除去できるという意味ではありません。
CADRはタバコ煙・ホコリ・花粉がそれぞれ141cfm。上位モデルより数値は低いものの、部屋の広さを10〜12畳程度に絞って考えれば、日常的な空気清浄用として検討しやすい性能です。
3250iの大きな強みが静音性です。運転音は18~46dB(A)で、今回比較した5商品のなかでも低い水準です。低速運転時は18dB(A)まで抑えられるため、テレビを見たり家族で会話したりするリビングでも使いやすくなっています。
最大運転時も46dB(A)で、3350i・3450iの50dB(A)、SP4iの54dB(A)より低く抑えられています。
もちろん最大風量自体が異なるため、運転音の数字だけで製品性能を比較することはできません。それでも、小さめのリビングで長時間運転することを考えると、この静かさは明確なメリットです。
コンパクトモデルでも、センサーや自動運転を大きく削っていないことも魅力です。ホコリセンサーを搭載し、オートモードでは空気の状態に合わせて運転スピードを自動調整します。空気環境ステータスランプにも対応しているため、本体から空気の状態を確認できます。
さらにWi-FiとBlueairアプリにも対応。スマートフォンから運転を操作したり、フィルターの状態を確認したりできるため、「安いモデルだから操作機能も最低限」という製品ではありません。
一方、上位のBlue Maxシリーズと同様、ニオイセンサーは搭載していません。リビングとキッチンがつながっている場合など、調理臭を検知して自動的に運転を強めてほしい人は、この点を理解して選びましょう。
本体サイズは幅269×奥行269×高さ481mm、重量約3.4kg。3350i・3450iは幅・奥行とも318mmなので、3250iなら設置面積をひと回り小さくできます。リビングの空きスペースが限られている場合や、ソファ・テレビボードなどの家具との間に設置したい場合にも候補にしやすいサイズです。
円筒形なので360°から吸気できますが、周囲を家具などで密着させるのではなく、メーカーの設置条件に従って吸気スペースを確保してください。
フィルターについては上位Blue Maxと同様、パーティクル プラス カーボン フィルターを使用します。交換目安は1日24時間使用した場合で約6~9カ月。RealTrackアルゴリズムが実際の運転スピード、使用時間、空気環境などから残存寿命を計算するため、必ず一定期間で交換するわけではありません。外側のプレフィルターは掃除できるため日常のお手入れは難しくありませんが、メインフィルターを継続して購入する必要があります。
上位モデルより清浄能力は低いものの、12畳程度までのリビングなら必要な性能を確保しながら、HEPASilent、ホコリセンサー、オートモード、Wi-Fi・アプリ連携まで利用できます。
つまり3250iは、「3450iや3350iを安くしたモデル」というより、対象となる部屋を小さくすることで本体サイズと価格を抑えたモデルと考える方が分かりやすいでしょう。
20畳のLDKに3250iを選べば清浄能力に余裕が少なくなりますが、10〜12畳程度のリビングなら、総合4位という順位以上に選ぶ理由があります。自宅の部屋が大きくないのに、ランキング順位だけを見て大型モデルを選ぶ必要はありません。
「小さめのリビングで、静かさ・設置しやすさ・価格を重視したい」という条件なら、3250iはBlueairのなかでも特に選びやすい1台です。
おすすめポイント
- 推奨フロア面積12畳で小さめのリビングに合わせやすい
- 18~46dB(A)と今回の5商品では静音性に優れる
- 幅・奥行269mmで上位Blue Maxよりコンパクト
- ホコリセンサーとオートモードを搭載
- Wi-Fi・Blueairアプリ対応で価格とのバランスがよい
もう一歩
- 20畳前後のLDKでは清浄能力に余裕が少ない
- 8畳清浄時間は約13分で上位モデルより長い
- 最大風量4.8m³/分で大空間向けではない
- メインフィルターは約6~9カ月での交換が目安
- ニオイセンサーは搭載していない
Blueair|ブルーエア
Blueair|DustMagnet 5440i
| 発売年月 | 2021年11月 |
| 適用床面積 | ~34畳(56m²) |
| 推奨フロア面積 | ~20畳(33m²) |
| 8畳清浄時間 | 約9分 |
| 風量 | 1.3~8.4m³/分 |
| CADR | タバコ煙230/ホコリ240/花粉255 cfm |
| 運転音 | 30~50dB(A) |
| 消費電力 | 7~42W |
| 空気清浄技術 | HEPASilent・DustMagnet |
| フィルター | コンボフィルター |
| フィルター交換目安 | 約6~12カ月※ |
| センサー | ホコリセンサー |
| 自動運転 | オートモード対応 |
| 本体サイズ | 幅290×奥行290×高さ650mm |
| 重量 | 約6.8kg |
床付近のホコリまで意識した独自構造。家具のようにリビングへ置けるBlueair
Blueair DustMagnet 5440iは、「清浄スピードだけでなく、リビングにたまりやすい床付近のホコリや置いたときの見た目も重視したい」という人に注目したい空気清浄機です。
今回の総合順位は5位ですが、適用床面積は34畳、推奨フロア面積は20畳。一般的なリビングやLDKで使える清浄能力を備えています。
8畳を清浄する目安は約9分で、最大風量は8.4m³/分。CADRはタバコ煙230cfm、ホコリ240cfm、花粉255cfmです。Blue Max 3450iや3350iほどの清浄スピードはありませんが、20畳程度までのリビングなら十分候補になる性能です。
DustMagnetシリーズ最大の特徴が、製品名にもなっている「DustMagnetテクノロジー」です。一般的な空気清浄機は、本体へ吸い込まれた空気中の粒子をフィルターで捕集します。一方、ホコリのなかには床や家具へ落下してしまうものもあります。床へ落ちた粒子は空気清浄機だけでは取り除きにくくなり、掃除機などによる清掃が必要になります。DustMagnetでは、渦状の気流と帯電したプレフィルターを組み合わせ、床付近のホコリが落ちる前に取り込みやすくすることを狙っています。
さらに本体上部と下部の2カ所から空気を吸い込む構造を採用しています。リビングは人が歩いたりソファに座ったりすることでホコリが舞いやすく、床付近にも粒子が集まります。そのため「床付近のホコリまで意識して空気清浄機を選びたい」という場合は、Blue Maxシリーズとは違った選択肢になります。
もちろん、空気清浄機を設置すれば床掃除が不要になるわけではありません。床に落ちたホコリや家具に付着した汚れは掃除機や拭き掃除で取り除く必要があります。DustMagnetは、あくまで空気中を漂っている粒子を床へ落ちる前に捕集しやすくするための構造と考えましょう。
空気清浄には、Blueair独自のHEPASilentテクノロジーも採用しています。粒子イオン化技術とフィルターによる物理的なろ過を組み合わせ、微粒子を効率よく捕集する仕組みです。フィルターには粒子除去と脱臭を組み合わせたコンボフィルターを使用します。
センサーと自動運転にも対応しています。ホコリセンサーで空気中の粒子を測定し、オートモードでは空気の状態に応じて運転スピードを調整します。
さらにWi-FiとBlueairアプリにも対応しており、スマートフォンから空気の状態を確認したり、本体を操作したりできます。
一方、静音性ではBlue Maxシリーズにやや差を付けました。運転音は30~50dB(A)。Blue Max 3250iは18~46dB(A)、3350i・3450iは23~50dB(A)なので、特に最小運転音はDustMagnet 5440iの方が高くなります。
テレビ視聴や家族の会話が中心となるリビングでは、低速運転時の静かさも重要です。50dB(A)という最大値だけなら3350i・3450iと同じですが、最小30dB(A)であることを考慮して「静音性」は低評価としました。
デザインはDustMagnetならではの魅力です。本体上部をサイドテーブルのように見せた家具調のデザインで、一般的な空気清浄機とは印象が大きく異なります。
空気清浄機はリビングの目につく場所へ長期間置く家電なので、「できるだけ家電らしい見た目を避けたい」という人にはメリットがあります。
ただし、本体サイズは幅290×奥行290×高さ650mm、重量約6.8kg。設置面積はそれほど大きくありませんが、高さがあり、重量も今回比較したBlue Maxシリーズより重めです。掃除のたびに頻繁に移動させたい場合は、約3kg台のBlue Maxシリーズの方が扱いやすいでしょう。
フィルターについても確認が必要です。コンボフィルターは消耗品で、使用状況に応じて定期的な交換が必要になります。外側のお手入れは難しくありませんが、交換フィルターを継続して購入する必要があります。
そして今回5位になった大きな理由が、価格とのバランスです。DustMagnet 5440iは、Blue Max 3350iより清浄スピードが遅い一方、販売価格は高くなる傾向があります。今回の評価ではデザイン性そのものを採点項目にしていないため、純粋に清浄能力・静音性・センサー・維持費・価格を比較すると不利になります。
Blue Maxシリーズにはない床付近のホコリを意識した構造や、家具のようなデザインに価値を感じる人なら、価格差にも意味があります。
つまりDustMagnet 5440iは、「最も速く空気を清浄できるBlueair」を探している人より、「リビングに置く空気清浄機だから、ホコリ対策と見た目までこだわりたい」という人に向いたモデルです。ランキング順位だけでは判断しにくい、用途のはっきりした1台といえるでしょう。
おすすめポイント
- 推奨フロア面積20畳で一般的なリビングやLDKに対応しやすい
- 床付近のホコリを取り込みやすくするDustMagnetテクノロジーを採用
- 上下2カ所の吸引口で空気を取り込む独自構造
- ホコリセンサー・オートモード・アプリ操作に対応
- 家具のようなデザインでリビングになじませやすい
もう一歩
- 清浄スピードではBlue Max 3350i・3450iに及ばない
- 最小運転音30dB(A)でBlue Maxシリーズより高め
- 本体重量約6.8kgで頻繁な移動にはやや不向き
- 交換フィルターを継続して購入する必要がある
- 清浄能力に対する価格ではBlue Maxシリーズが有利
Blueairはリビングの広さと必要な清浄スピードから選ぼう
Blueairの空気清浄機は、同じブランドでもモデルによって対応できる部屋の広さや清浄スピード、静音性、センサー機能などが大きく異なります。
今回比較した5商品では、推奨フロア面積が12畳から40畳まであり、8畳を清浄する目安も約5分から約13分まで差がありました。そのため、単純に「適用床面積が最も広いモデル」や「ランキング順位が高いモデル」を選ぶのではなく、まずは自宅のリビングの広さに合っているかを確認することが大切です。
特にBlueairを比較するときは、適用床面積とあわせて「推奨フロア面積」を確認しましょう。10〜12畳程度のリビングと、20畳を超えるLDK、さらに吹き抜けのある大空間では、必要になる清浄能力が変わります。
次に確認したいのが清浄スピードです。8畳清浄時間や最大風量、CADRを比較すると、モデルごとの清浄能力の違いが分かりやすくなります。広いLDKや人の出入りが多いリビングでは、清浄スピードに余裕のあるモデルを選ぶ意味が大きくなります。
一方、小さめのリビングでは最大性能だけを追い求める必要はありません。部屋の広さに合った清浄能力があれば、本体サイズや静音性、購入価格とのバランスを優先する選び方もできます。リビングで長時間使うなら、運転音や自動運転も確認しておきたいポイントです。
テレビを見たり家族で会話したりする場所だからこそ、低速運転時に静かに使えるか、空気中の粒子をセンサーで検知して風量を自動調整できるかといった日常的な使いやすさも比較しましょう。
また、Blueairの多くのモデルではメインフィルターを定期的に交換します。本体価格だけでなく、フィルターの交換目安や交換フィルターの費用まで含めて考えておくと、購入後の負担をイメージしやすくなります。
今回のランキングでは「清浄スピード」「リビング対応力」「静音性」「センサー・自動運転」「お手入れ・維持費」「価格とのバランス」の6項目を共通基準として評価しました。
総合順位だけでなく、自宅のリビングの広さと、自分が重視する項目のスコアを照らし合わせて比較してみてください。
Blueairには、小さめのリビングに合わせやすいコンパクトモデルから、一般的なLDK向け、40畳程度の広い空間まで視野に入れた高性能モデル、床付近のホコリやデザインに特徴を持つモデルまであります。
「大きいモデルほどよい」と考えるのではなく、自宅の広さに必要な清浄能力を基準に、静音性・自動運転・設置性・維持費まで確認することが、自分のリビングに合ったBlueairを選ぶポイントです。
















































