「リビングにAirdogを置きたいけれど、X5DとX3Dのどちらを選べばいい?」「価格が高いだけに、部屋の広さに合わないモデルを選んで後悔したくない」
Airdogには、リビング向けのX5Dをはじめ、コンパクトなX3D、大空間向けのX8D Pro、省スペースモデルのX1Dがあります。同じAirdogでも、メーカーがおすすめする部屋の広さは約7畳から74畳まで大きな差があります。そのため、「一番高性能なモデルを選べば間違いない」と考えるのではなく、自宅のリビングに必要な清浄能力を見極めることが大切です。
たとえばX5Dは24畳程度までのリビング・ダイニングに合わせやすい一方、X3Dは17畳程度までの小~中規模リビングが候補になります。X8D Proはさらに高い清浄能力を備えていますが、74畳程度までを想定した大空間向け。本体サイズや価格まで考えると、一般家庭では性能を持て余すこともあります。
また、Airdogを選ぶうえで知っておきたいのが、お手入れ方法です。Airdogは一般的な交換式HEPAフィルターとは異なり、集じんフィルターなどを洗浄して繰り返し使用します。
交換フィルターの継続的な購入を抑えられる一方、定期的な洗浄や乾燥といったメンテナンスは必要です。「フィルター交換不要=お手入れ不要」ではないことも理解して選びましょう。
そこで今回は、2026年現在のAirdog Xシリーズから現行4モデルを比較。「清浄能力」「リビング対応力」「静音性」「センサー・自動運転」「お手入れ・維持費」「価格とのバランス」の6項目を共通基準として評価しました。
一般的なリビングから小さめのリビング、広いLDK・大空間まで、それぞれどのAirdogが使いやすいのかを詳しく解説します。ランキング順位だけでなく、自宅のリビングの広さや使い方に合ったモデルを選ぶ参考にしてください。
リビング向けAirdog空気清浄機の選び方

「おすすめスペース」をリビングの広さと照らし合わせる
Airdogを選ぶときは、まずメーカーが示している「おすすめスペース」を自宅のリビングの広さと照らし合わせましょう。
現行Xシリーズは、X1Dが7畳程度、X3Dが17畳程度、X5Dが24畳程度、X8D Proが74畳程度までと、モデルによって想定する空間が大きく異なります。
一般的なリビングやLDKならX5D、小~中規模のリビングならX3Dが選択肢。X8D Proは非常に広い空間向けで、X1Dは小空間や省スペースでの使用に適したモデルです。
「大きいモデルほど安心」と考えるのではなく、自宅の広さに必要な清浄能力を確保できるモデルから比較すると、価格や本体サイズとのバランスも取りやすくなります。

広いLDKでは「30分間の清浄空気供給量」も比較する
同じAirdogでも、一定時間に供給できる清浄空気の量には大きな違いがあります。Airdog公式では清浄能力の目安として、30分間にどれだけの広さへ清浄空気を供給できるかを公表しています。
X3Dは48m²、X5Dは65m²、X8D Proは214m²が目安です。特に広いLDKや人の出入りが多いリビングでは、おすすめスペースだけでなく、こうした清浄能力も比較するとモデル間の性能差を判断しやすくなります。一方、小さめのリビングでは最大性能だけを追い求めず、必要な清浄能力と本体サイズ・価格のバランスを考えて選びましょう。

「フィルター交換不要」だけでなく洗浄の手間も確認する
Airdogの大きな特徴が、集じんフィルターなどを洗浄して繰り返し使用できることです。
一般的な交換式フィルターのように定期的な交換フィルター代がかかりにくい一方、メンテナンスそのものが不要になるわけではありません。使用状況に応じて集じんフィルターやプレフィルター、センサーなどをお手入れし、洗浄した部品は十分に乾燥させてから本体へ戻す必要があります。
Airdogは本体価格が高めなので、購入時の価格だけでなく、交換フィルター代を抑えやすいメリットと、自分で洗浄する手間の両方を理解して選びましょう。
リビング向けAirdog空気清浄機4商品の比較表
リビング向けAirdog 5モデル ランキング
Airdog|エアドッグ
Airdog|Airdog X5D X5D
| 発売時期 | 2022年 |
| おすすめスペース | ~24畳程度 |
| 清浄空気供給量 | 30分間で65㎡分 |
| 最小除去粒子 | 0.0146μm※ |
| 運転音 | 22.3~51dB |
| 定格電力 | 55W |
| 本体サイズ | 幅31.6×奥行30.6×高さ65cm |
| 質量 | 11.1kg |
| 集じん方式 | TPAフィルター |
| 集じんフィルター | 水洗い対応 |
| センサー | AQIセンサー・CO₂センサー |
| 自動運転 | オートモード対応 |
| スリープモード | ○ |
| キャスター | ○・ストッパー付き |
| 電源コード | 約1.8m |
24畳程度までのリビングに。清浄力・静音性・センサー機能をバランスよく備えた主力モデル
Airdog X5Dは、「一般的なリビングやLDKで使うAirdogを選びたい」という人が最初に検討したいモデルです。
メーカーがおすすめするスペースは24畳程度まで。Airdog公式もX5Dを「リビングやダイニングに最適」と位置づけており、一般家庭で使いやすい清浄能力・本体サイズ・静音性・センサー機能のバランスを評価しました。
清浄空気供給量は、30分間で65㎡分。Airdog公式の機種選びガイドでも、リビングはキッチンやダイニングとつながっていることが多いため、対応できる広さだけでなく、短時間で空気を清浄できる機種を選ぶことを案内しています。2位のX3Dは17畳程度まで、30分間の清浄空気供給量は48㎡分なので、広めのリビングではX5Dの方が清浄能力に余裕を持たせやすくなります。
Airdogの大きな特徴が、一般的な交換式HEPAフィルターとは異なるTPAフィルターを採用していることです。集じんフィルターを水洗いして繰り返し使用できるため、定期的に交換用の集じんフィルターを購入する必要がありません。長期間使う空気清浄機では、交換フィルター代も無視できない費用です。購入後の消耗品費を抑えやすいことはAirdogならではのメリットといえます。
ただし、「フィルター交換不要」と「お手入れ不要」は別です。Airdogでは集じんフィルターなどを定期的に取り外して洗浄する必要があります。公式では集じんフィルターの水洗いを2~3カ月に1回程度推奨しており、洗浄後は十分に乾燥させてから本体へ戻します。交換フィルターを買う手間と費用は抑えやすい一方、自分で洗って乾かす作業は必要です。
X5Dは空気の状態を確認する機能も充実しています。AQIセンサーに加えてCO₂センサーを搭載しており、空気の汚れ具合だけでなく、室内の二酸化炭素濃度も数値で確認できます。家族が長時間過ごすリビングでは、人数が増えるとCO₂濃度が上昇することがあります。CO₂センサーがあれば、換気を考える目安として利用できます。
ただし、X5Dは空気清浄機であり、CO₂そのものを除去する機械ではありません。CO₂濃度が高い場合には換気が必要です。
オートモードにも対応しており、空気の汚れ具合に応じて風量を自動調整します。リビングで一日中使用する場合、空気の状態を見ながら毎回手動で風量を切り替える必要を減らせるのは便利です。
静音性もリビング用として注目したいポイントです。運転音は22.3~51dB。スリープモードでは22.3dBまで抑えられ、ディスプレイのLEDも消灯します。最大運転時は51dBなので、常に無音に近いわけではありません。空気の汚れを検知して風量が上がったときには、テレビ視聴や会話中に運転音が気になる可能性があります。
本体サイズは幅31.6×奥行30.6×高さ65cm、重量は11.1kgです。設置面積は約32×31cmですが、高さが65cmあり、一般的な交換式フィルターのコンパクトな空気清浄機と比べると存在感があります。重量も11kgを超えるため、持ち上げて頻繁に部屋を移動する用途には向きません。
その一方で、本体には360度移動できるキャスターを搭載しています。キャスターにはストッパーも付いているため、同じフロア内で掃除の際に動かしたり、リビングとダイニングの間で位置を調整したりしやすくなっています。
購入前に最も考えておきたいのは本体価格です。X5Dの公式価格は約15万円。一般的な家庭用空気清浄機と比べても高価格帯なので、「フィルター交換費用がかからない」という理由だけで元が取れると考えるのはおすすめできません。
本体価格そのものが高いため、清浄能力、洗浄式フィルター、AQI・CO₂センサーなどにどこまで価値を感じるかを考える必要があります。
2位のX3Dと迷った場合は、リビングの広さをひとつの判断基準にできます。X3Dは17畳程度まで、X5Dは24畳程度までがメーカーのおすすめスペースです。15畳前後までのリビングで本体サイズや価格を抑えたいならX3Dも候補になります。一方、20畳前後のLDKや、キッチン・ダイニングまで一続きになった空間では、清浄空気供給量に余裕のあるX5Dを選ぶ意味が大きくなります。
さらにX5DにはX3DにはないCO₂センサーがあります。反対に3位のX8D Proは、74畳程度までを想定した大空間向けです。清浄能力だけならX5Dを大きく上回りますが、一般家庭では本体サイズ・重量・価格・清浄能力のすべてを持て余す可能性があります。
つまりX5Dの強みは、「Airdogで最も高性能」ということではなく、「一般家庭のリビングでAirdogの特徴を活かしやすい性能にまとまっている」ことです。
20畳前後までのリビング・LDKで、清浄能力だけでなく静音性やセンサー、交換フィルターを必要としない仕組みまで重視したい人に適したモデルです。
おすすめポイント
- 24畳程度までのリビング・LDKに合わせやすい
- 30分間で65㎡分の清浄空気を供給
- AQIセンサーとCO₂センサーを搭載
- 集じんフィルターを水洗いして繰り返し使用できる
- キャスター付きで同じフロア内を移動させやすい
もう一歩
- 本体価格は約15万円と高い
- 集じんフィルターの定期的な洗浄と乾燥が必要
- 重量11.1kgで持ち上げての移動には向かない
- 最大運転時は51dBまで運転音が上がる
- 15畳前後までならX3Dでも対応しやすい
Airdog|エアドッグ
Airdog|空気清浄機 X3D
| 発売年月 | 2023年4月 |
| おすすめスペース | ~17畳程度 |
| 清浄空気供給量 | 30分間で48㎡分 |
| 最小除去粒子 | 0.0146μm※ |
| 運転音 | 22.3~45.5dB |
| 定格電力 | 27W |
| 本体サイズ | 幅27×奥行26×高さ56cm |
| 質量 | 6.4kg |
| 集じん方式 | TPAフィルター |
| 集じんフィルター | 水洗い対応 |
| センサー | AQI・光・人感センサー |
| 自動運転 | オートモード対応 |
| スリープモード | ○ |
| 排気 | 3方向広域排気 |
| 電源 | DC13V/ACアダプター |
17畳程度までの小~中規模リビングに。静かさとコンパクトさが魅力のAirdog
Airdog X3Dは、「15畳前後までのリビングなら、X5Dほど大きなモデルは必要ない」という人に注目したいコンパクトモデルです。
Airdog公式では寝室や子ども部屋に適したモデルとして紹介されていますが、おすすめスペースは17畳程度まで。使用場所として小リビングやダイニングも挙げられています。今回2位とした理由は、一般的な広さのLDKへの対応力ではX5Dに及ばないものの、小~中規模のリビングなら清浄能力を確保しながら、本体サイズと運転音を抑えられるためです。
清浄空気供給量は30分間で48㎡分。1位のX5Dは30分間で65㎡分なので、絶対的な清浄能力では差があります。20畳前後のLDKやキッチン・ダイニングまで一続きになった広い空間ならX5Dの方が余裕を持たせやすい一方、10~15畳程度のリビングではX3Dも十分比較対象になります。
X3Dならではの強みが静音性です。運転音は22.3~45.5dB。X5Dは22.3~51dBなので、最小運転音は同じですが、最大運転音を低く抑えています。もちろんX5Dより最大清浄能力が低いため、運転音だけを切り離して優劣を決めることはできません。それでも、テレビ視聴や家族の会話がある小~中規模のリビングで長時間使うことを考えると、最大45.5dBに抑えられている点はメリットです。
本体のコンパクトさもX5Dとの大きな違いです。サイズは幅27×奥行26×高さ56cm、質量6.4kg。X5Dは幅31.6×奥行30.6×高さ65cm、質量11.1kgなので、X3Dの方が設置面積を抑えられ、重量も約4.7kg軽くなります。ソファやテレビボードなど家具が多いリビングでは、空気清浄機の設置スペースを確保できるかも重要です。「Airdogを使いたいけれど、X5Dでは少し大きい」と感じる場合は、X3Dのサイズが大きな選択理由になります。
清浄した空気を本体上部と左右の計3方向から送り出す「3方向広域排気システム」を採用していることも特徴です。コンパクトな本体ながら複数方向へ清浄空気を送り出す構造になっており、限られたスペースに設置しやすいX3Dの特徴を補っています。
センサー構成はX5Dと少し異なります。空気の状態を色と数値で確認できるAQIセンサーに加えて、光センサーと人感センサーを搭載しています。部屋が暗い状態や人がいない状態を検知すると、モニターとカーテシライトを自動消灯する仕組みです。もともと寝室での使用を意識した機能ですが、夜間も空気清浄機を運転するリビングでは、不要な表示の明るさを抑えられるメリットがあります。
一方、X5Dが備えているCO₂センサーはX3Dにはありません。家族が集まるリビングでCO₂濃度を換気の目安として確認したい場合はX5Dが有利です。
集じんには、ほかのAirdog Xシリーズと同じくTPAフィルターを採用しています。集じんフィルターは洗浄して繰り返し使用できるため、一般的な交換式フィルターのように定期的な交換用集じんフィルターを購入する必要がありません。ただし、フィルター交換が不要だからといってメンテナンスまで不要になるわけではありません。集じんフィルターなどには定期的なお手入れが必要で、水洗いした部品は十分に乾燥させてから本体へ戻します。
定格電力は27Wです。X5Dの55Wより小さく、部屋の広さにX3Dの清浄能力が合っているなら、必要以上に大型のモデルを使わずに済みます。
本体価格もX5Dより抑えられますが、それでも一般的な家庭用空気清浄機と比べれば高価格帯です。X5DとX3Dで迷ったときは、まずリビングの広さを確認すると選び分けやすくなります。
10~15畳程度のリビングなら、17畳程度までを目安とするX3Dが有力です。本体も小さく、最大運転音も抑えられています。一方、15畳を超えて20畳前後になる場合や、リビング・ダイニング・キッチンが一続きになった空間では、24畳程度まで対応するX5Dの方が清浄能力に余裕があります。
Airdog公式の機種選びガイドでも、リビングの第一候補はX5Dとしています。つまりX3Dは「X5Dより安いから選ぶモデル」ではなく、自宅のリビングがそれほど広くなく、静音性・コンパクトさを重視する場合に適したモデルです。
部屋の広さがX3Dの想定範囲に収まるなら、総合2位という順位以上に選びやすいAirdogといえるでしょう。
おすすめポイント
- 17畳程度までの小~中規模リビングに合わせやすい
- 22.3~45.5dBで今回の4商品のなかでも静音性に優れる
- 幅27×奥行26cmでX5Dより設置スペースを抑えられる
- AQI・光・人感センサーを搭載
- 集じんフィルターを洗浄して繰り返し使用できる
もう一歩
- 20畳前後のLDKではX5Dの方が清浄能力に余裕がある
- X5Dに搭載されているCO₂センサーはない
- 集じんフィルターなどの定期的な洗浄と乾燥が必要
- 一般的な家庭用空気清浄機と比べると本体価格は高め
- 広いリビングでは30分間48㎡の清浄能力を持て余さないかではなく、不足しないかを確認したい
Airdog|エアドッグ
Airdog|X8D Pro
| 発売年月 | 2023年4月 |
| おすすめスペース | ~74畳程度 |
| 清浄空気供給量 | 30分間で214㎡分 |
| 最小除去粒子 | 0.0146μm※ |
| 運転音 | 26.3~50dB |
| 定格電力 | 100W |
| 本体サイズ | 幅40×奥行40×高さ77.8cm |
| 質量 | 20.5kg |
| 集じん方式 | TPAフィルター |
| 集じんフィルター | 水洗い対応 |
| プレフィルター | 大型ツインプレフィルター |
| センサー | AQI・CO₂センサー |
| 自動運転 | オートモード対応 |
| スリープモード | ○ |
| キャスター | ○・ストッパー付き |
74畳程度までの大空間に対応。広いLDKで圧倒的な清浄能力を活かせる大型モデル
Airdog X8D Proは、「非常に広いLDKや大空間で、清浄能力にしっかり余裕を持たせたい」という人が検討したいプロフェッショナルモデルです。
今回のランキングは3位ですが、空気を清浄する能力そのものが3番目という意味ではありません。清浄能力だけなら、今回比較する4商品のなかでトップです。メーカーがおすすめするスペースは74畳程度まで。30分間で214㎡分の清浄空気を供給するとしており、1位のX5Dの65㎡、2位のX3Dの48㎡を大幅に上回ります。
特徴的なのが、本体左右に搭載された大型ツインプレフィルターです。左右独立式のプレフィルターを2枚備えることで、大容量の空気を清浄できる構造になっています。30畳を大きく超えるLDKや吹き抜けのある大空間など、一般的な家庭用空気清浄機では能力に余裕を持たせにくい環境なら、X8D Proを選ぶ意味があります。
一方、一般的な10~20畳程度のリビングでは、この清浄能力を必要としないケースが多いでしょう。本体の大きさや価格まで考えると、「最も高性能だから家庭でも一番おすすめ」とはいえません。
センサー機能は充実しています。AQIセンサーとCO₂センサーを搭載しており、空気の汚れ具合だけでなく室内の二酸化炭素濃度も数値で確認できます。CO₂濃度が高くなった場合、X8D ProがCO₂そのものを除去するわけではありませんが、換気を判断するための目安として利用できます。公式取扱説明書では、CO₂濃度が2,000ppmを超えるとモニターが点滅し、4,000ppmを超えるとアラームで知らせる仕組みになっています。人が集まりやすい大きなリビングや、ホームパーティーなどで人数が増える環境では、室内のCO₂濃度を確認できることにも意味があります。
オートモードにも対応しているため、空気の状態に応じた運転を任せられます。大型モデルですが、運転音は26.3~50dB。X5Dの22.3~51dBと比較しても、最大運転音が極端に大きいわけではありません。ただし、最小運転音ではX5DやX3Dより大きいため、静かな小規模リビングで使うことを目的にX8D Proを選ぶメリットは小さくなります。
購入前に特に確認しておきたいのが本体サイズです。幅40×奥行40×高さ77.8cm、質量は20.5kg。X5Dの11.1kgと比べてもかなり重く、設置したときの存在感があります。キャスターを搭載しているので同じフロア内なら位置を調整できますが、持ち上げて別の階へ頻繁に移動させるような使い方には向きません。
さらに、公式取扱説明書では効率よく空気を循環させるため、本体を壁から50cm以上離して設置することを推奨しています。本体寸法だけを見て置き場所を決めるのではなく、周囲に必要なスペースまで含めて設置できるかを購入前に確認しておきましょう。
集じんには、ほかのAirdog Xシリーズと同じくTPAフィルターを使用します。集じんフィルターを洗浄して繰り返し使用できるため、一般的な交換式集じんフィルターのような定期的な買い替えは基本的に必要ありません。一方、X8D Proは大型ツインプレフィルターを備える大容量モデルであり、フィルター類の洗浄や乾燥といったメンテナンスは必要です。Airdogは集じんフィルターについて2~3カ月に1回程度の水洗いを推奨しています。
本体価格も大きな判断材料です。一般家庭向けとしてはかなり高額で、1位のX5Dより大幅に予算が必要になります。もちろん30分間214㎡という清浄能力を必要とする環境なら、この性能そのものに意味があります。しかし、15畳や20畳程度のリビングで使用するのであれば、X5Dでも対応しやすく、購入費用や本体サイズを抑えられます。
X8D Proを選ぶポイントは、「予算に余裕があるから最上位を買う」ことではなく、「本当にX5Dでは足りないほど広い空間なのか」を確認することです。一般的なリビングならX5D、小~中規模ならX3Dの方が選びやすいでしょう。
反対に、非常に広いLDK、大きな吹き抜けがある空間、人が多く集まる大空間などでは、74畳程度までというX8D Proの能力を活かしやすくなります。今回3位としたのは、性能が不足しているからではなく、一般家庭のリビングでは性能・サイズ・価格のすべてが過剰になりやすいためです。
使う空間が十分に広ければ、ランキング順位に関係なく最有力候補になり得るモデルです。
おすすめポイント
- おすすめスペース74畳程度までの高い清浄能力
- 30分間で214㎡分の清浄空気を供給
- AQIセンサーとCO₂センサーを搭載
- 大容量の空気清浄に対応する大型ツインプレフィルター
- キャスター付きで同じフロア内なら移動させやすい
もう一歩
- 一般的なリビングでは清浄能力を持て余しやすい
- 本体価格は約36~37万円と高額
- 幅・奥行40cm、高さ77.8cmと大型
- 質量20.5kgで持ち上げての移動には向かない
- 壁から50cm以上離した設置が推奨されている
Airdog|エアドッグ
Airdog|空気清浄機 X1D
| 発売年月 | 2024年2月 |
| おすすめスペース | ~7畳程度 |
| 清浄空気供給量 | 30分間で23㎡分 |
| 最小除去粒子 | 0.0146μm※ |
| 運転音 | 27.2~47.7dB |
| 定格電力 | 20W |
| 本体サイズ | 幅12.4×奥行35.5×高さ31cm |
| 質量 | 4.25kg |
| 集じん方式 | TPAフィルター |
| 集じんフィルター | 水洗い対応 |
| センサー | AQIセンサー |
| 空気状態表示 | 色・数値表示 |
| スリープモード | ○ |
| 電源 | DC13V/ACアダプター |
| 設置方法 | 床・デスク・テーブル下など |
幅12.4cmの省スペース設計。7畳程度の小さなリビングで使いやすいAirdog
Airdog X1Dは、「Airdogを置きたいけれど、大型の空気清浄機を置くスペースがない」という人に注目したい省スペースモデルです。
X5Dは24畳程度、X3Dは17畳程度までなので、10畳、15畳、20畳といった一般的なリビングのメイン空気清浄機として考えると、X1Dでは清浄能力に余裕を持たせにくくなります。
清浄空気供給量は30分間で23㎡分。X3Dの48㎡、X5Dの65㎡と比べても差があります。一方、7畳程度の小さなリビングなら話は変わります。
X1Dは幅12.4cmという非常にスリムな設計で、奥行35.5cm、高さ31cm。Airdog公式でもデスク上やテーブル下、ソファ横など、設置場所を選びにくいことを大きな特徴としています。一般的な縦長の空気清浄機とは形状そのものが異なり、低い家具の周辺にも設置しやすいモデルです。ワンルームのリビングスペースや、小さなセカンドリビングなど、「清浄能力より先に置き場所が問題になる」という環境では、このコンパクトさが大きなメリットになります。
重量は4.25kg。X5Dの11.1kg、X8D Proの20.5kgより軽く、部屋の中で位置を変えたい場合にも扱いやすくなっています。
運転音は27.2~47.7dBです。SleepとL1では27.2dB、L2は36.5dB、L3は41dB、最大のL4では47.7dBと公式取扱説明書に記載されています。最大運転音は50dBを下回りますが、最小運転音はX5D・X3Dの22.3dBより大きいため、「小型だから今回最も静か」というわけではありません。
空気の状態はAQIセンサーで確認できます。本体ディスプレイにAQIを色と数値で表示するため、現在の空気の汚れ具合を目で確認できることはメリットです。一方、X5DやX8D ProのようなCO₂センサー、X3Dのような光センサー・人感センサーは搭載していません。スリープモードには対応しており、選択するとディスプレイのLEDを消灯できます。夜間も使いたい場合や、ワンルームでリビングと就寝スペースが近い場合には便利な機能です。
集じんにはAirdog Xシリーズ共通のTPAフィルターを採用しています。集じんフィルターを洗浄して繰り返し使用できるため、一般的な交換式集じんフィルターのような定期的な買い替えを基本的に必要としないことはX1Dでも同じです。ただし、フィルター類の汚れを放置できるわけではありません。
定格電力は20W。最大運転時でもX3Dの27W、X5Dの55Wより小さいため、小空間で長時間使用するモデルとして消費電力を抑えています。
価格については、Airdog Xシリーズのなかでは導入しやすいモデルです。ただし、7畳程度までという清浄能力を考えると、一般的な家庭用空気清浄機と比べて本体価格そのものが安い製品ではありません。「AirdogのTPAフィルターを使いたい」「交換式集じんフィルターを避けたい」「幅の狭い場所に設置したい」といった明確な理由があるかを考えて選ぶとよいでしょう。
X1DとX3Dで迷った場合は、リビングの広さを最優先にすると判断しやすくなります。7畳程度までで、とにかく設置スペースを小さくしたいならX1D。10畳を超えるリビングなら、17畳程度までを目安とするX3Dの方が清浄能力に余裕を持たせやすくなります。さらに20畳前後のLDKならX5Dが候補です。
つまりX1Dは、「最も安いAirdogだから選ぶモデル」ではありません。
現行Xシリーズのなかでも特に設置場所を取りにくく、小さな空間でAirdogを使いたい人に用途を絞ったモデルです。
一般的なリビング向けランキングでは4位ですが、7畳程度までの小空間や、ソファ横・テーブル下など限られたスペースへの設置を優先する場合には、ほかの3モデルにはない選びやすさがあります。
おすすめポイント
- 幅12.4cmのスリム設計で置き場所を確保しやすい
- 7畳程度までの小さなリビングに合わせやすい
- 30分間で23㎡分の清浄空気を供給
- AQIを色と数値で確認できる
- 集じんフィルターを洗浄して繰り返し使用できる
もう一歩
- 10畳を超えるリビングでは清浄能力に余裕が少ない
- 30分間の清浄空気供給量は23㎡で上位モデルより小さい
- CO₂センサーは搭載していない
- X3Dのような光センサー・人感センサーは搭載していない
- フィルター類の定期的な洗浄と乾燥が必要
まとめ|Airdogはリビングの広さとお手入れ方法まで確認して選ぼう
Airdogの現行Xシリーズは、コンパクトなX1Dから大空間向けのX8D Proまで、モデルによって想定する部屋の広さが大きく異なります。
今回比較した4商品では、メーカーのおすすめスペースがX1Dの7畳程度からX8D Proの74畳程度までありました。そのため、Airdogをリビングに導入するときは「上位モデルほどよい」と考えるのではなく、まず自宅のリビングの広さに必要な清浄能力を確認することが大切です。
小~中規模のリビングと20畳前後のLDK、さらに30畳を大きく超えるような空間では、必要になる清浄能力が違います。おすすめスペースに加えて、メーカーが公表している30分間の清浄空気供給量もモデル選びの参考になります。
今回比較した数値はX1Dが23㎡、X3Dが48㎡、X5Dが65㎡、X8D Proが214㎡です。特に広いLDKでは、部屋の広さに対応しているかだけでなく、どの程度の清浄能力を備えているかまで比較するとモデル間の違いを判断しやすくなります。
一方、小さめのリビングなら最大性能だけで選ぶ必要はありません。必要な清浄能力を確保できるのであれば、本体サイズや静音性、購入価格とのバランスを重視する選び方もできます。
リビングで長時間運転するなら、運転音やセンサーの違いも確認しておきましょう。今回比較した4商品はすべて空気の状態を確認できますが、搭載するセンサーは同じではありません。AQIに加えてCO₂濃度まで確認できるモデルもあれば、光センサーや人感センサーを備えるモデル、AQIを中心としたシンプルなモデルもあります。
なお、CO₂センサーは換気のタイミングを判断する目安として便利ですが、空気清浄機がCO₂そのものを取り除くわけではありません。濃度が高くなった場合は換気が必要です。
Airdogを選ぶうえでもうひとつ理解しておきたいのが、フィルターのお手入れです。AirdogはTPAフィルターを採用し、集じんフィルターを洗浄して繰り返し使用できます。一般的な交換式集じんフィルターのように定期的な買い替えを基本的に必要としないため、交換フィルターの継続的な購入費用を抑えやすいことが特徴です。
ただし、「フィルター交換不要」と「メンテナンス不要」は同じ意味ではありません。集じんフィルターなどは定期的にお手入れする必要があり、水洗いした部品は十分に乾燥させてから本体へ戻します。
購入前には、本体価格だけでなく「交換フィルターを購入する代わりに、自分で定期的に洗浄・乾燥する」というAirdogのお手入れ方法が自分に合っているかも考えておきましょう。
今回のランキングでは、「清浄能力」「リビング対応力」「静音性」「センサー・自動運転」「お手入れ・維持費」「価格とのバランス」の6項目を共通基準として評価しました。
総合順位は購入判断のひとつの目安ですが、使う部屋の広さによって適したモデルは変わります。
Airdogは本体価格が比較的高いため、必要以上に大型のモデルを選ぶのではなく、自宅のリビングに必要な清浄能力を基準に、設置スペース、運転音、センサー、お手入れ方法まで確認することが大切です。
4モデルの特徴と評価項目を照らし合わせながら、自宅のリビングと使い方に合うモデルを比較してみてください。






























