「電子レンジを買い替えたいけれど、1万円台のシンプルなモデルと10万円を超える高機能モデルでは何が違う?」
電子レンジを選び始めると、価格だけでなく、単機能レンジ・オーブンレンジ・スチームオーブンレンジと種類が多く、どこまでの機能が自分に必要なのか迷いやすいものです。
毎日のあたためや解凍が中心なら、オーブンやスチーム機能をたくさん備えたモデルが必ずしも必要とは限りません。一方で、パンやお菓子を焼きたい、グリル料理を作りたい、自動調理を活用したいという場合は、オーブン性能や調理機能まで確認して選ぶ必要があります。
さらに、同じ30Lクラスでも、搭載するセンサーや解凍機能、オーブンの最高温度、設置に必要なスペースなどには違いがあります。価格だけを比べるのではなく、「普段どんな使い方をするのか」を基準に必要な機能を整理することが大切です。
この記事では、Amazon.co.jpで購入を検討できるモデルを中心に、単機能レンジから高機能なスチームオーブンレンジまで10機種を厳選しました。
「あたため・解凍機能」「調理機能」「使いやすさ」「設置・お手入れ」「価格とのバランス」の5項目を共通基準として比較します。
単純に機能が多い順、高価な順に並べるのではなく、日常のあたためを重視する人、料理にも活用したい人、できるだけ予算を抑えたい人など、それぞれの使い方に合った電子レンジを見つけやすいように整理しています。
失敗しないための「選び方」3つのポイント

選び方①|まずは単機能・オーブン・スチームのどれが必要か決める
電子レンジ選びで最初に考えたいのが、どこまでの調理機能が必要なのかです。
電子レンジは大きく分けると、あたためや解凍を中心とした「単機能電子レンジ」、オーブンやグリル機能を備えた「オーブンレンジ」、蒸気を利用した調理にも対応する「スチームオーブンレンジ」があります。
お弁当や冷凍食品、ごはんのあたためが中心なら、単機能電子レンジでも十分検討できます。オーブン機能を使わないのであれば、多機能モデルを選ぶより、あたため機能や操作性を重視したほうが選びやすいでしょう。
一方、グラタンやピザ、お菓子などを作りたい場合はオーブンレンジが候補です。さらに蒸し料理や過熱水蒸気を利用した調理、自動調理まで活用したい場合は、スチームオーブンレンジまで比較すると選択肢が広がります。
高機能になるほど価格も上がる傾向があるため、「いつか使うかもしれない機能」より「普段どのように使うか」を基準にタイプを決めるのがおすすめです。
| タイプ | 主な用途 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 単機能電子レンジ | あたため・解凍 | オーブン料理をしない人 |
| オーブンレンジ | あたため・解凍・焼き料理 | グラタンやお菓子なども作りたい人 |
| スチームオーブンレンジ | あたため・オーブン・蒸し料理など | 調理機能を幅広く活用したい人 |

選び方②|あたため・解凍を重視するならセンサーと自動機能を確認
電子レンジを毎日のあたためや解凍に使うなら、搭載されているセンサーや自動あたため機能を確認しましょう。
電子レンジには、食品から出る赤外線を検知する赤外線センサー、蒸気の変化を検知する湿度・蒸気系のセンサー、庫内の温度を検知する温度センサー、食品の重さを検知する重量センサーなどが使われています。
ただし、「赤外線センサーだから必ず優れている」とセンサーの種類だけで判断するのはおすすめできません。メーカーによってセンサーの数や配置、レンジ出力の制御方法、自動あたため機能の内容が異なるためです。
たとえば、冷凍・冷蔵の食品を同時にあたためられるモデル、複数品をまとめてあたためられるモデル、仕上がり温度を指定できるモデルなどがあります。
普段の使い方を考えながら、「どのセンサーを搭載しているか」だけでなく、「そのセンサーを使って何ができるのか」まで確認すると比較しやすくなります。

選び方③|容量だけでなく本体サイズと放熱スペースを確認
電子レンジは庫内容量だけでなく、実際にキッチンへ設置できるかまで確認して選びましょう。
一人暮らしなら小容量モデル、家族で使うなら25~30L前後が候補になりやすいものの、必要な容量は人数だけでは決まりません。大きなお弁当や複数の食品を入れたい場合は庫内の幅も確認しておくと安心です。
特に注意したいのが、本体寸法と設置時に必要な放熱スペースです。
電子レンジは本体が置けるだけでは不十分で、機種によって上部や左右に必要な空間が異なります。一方で、左右や背面を壁に寄せて設置できるモデルもあります。
購入前には「幅×奥行×高さ」の本体寸法に加えて、メーカーが指定している設置条件を確認しましょう。扉を開いたときのスペースや、電源コードがコンセントまで届くかも確認しておくと設置時の失敗を防ぎやすくなります。
電子レンジ総合おすすめランキング比較表
スチームオーブンレンジの購入を検討されている方は、スチームオーブンレンジに特化したランキングもチェックしてください。
スチーム機能までは要らないけど、たまには温め以外の料理でも使いたい。そんな方はオーブンレンジのランキングもチェックしてください。
オーブントースターと併用で十分!温めの機能しか使わないから安く抑えたい。そんな方は単機能モデルのランキングをチェックしてください。
2026年最新 電子レンジおすすめ10選 ランキング
Panasonic|パナソニック
Panasonic|Bistro NE-UBS10E
| 発売年月 | 2026年6月 |
| タイプ | スチームオーブンレンジ |
| 庫内容量 | 30L |
| 庫内形状 | ワイド&フラット |
| センサー | 高精細64眼スピードセンサー |
| レンジ最高出力 | 1000W |
| オーブン温度 | 70~300℃ |
| オーブン段数 | 2段 |
| スチーム | ○ |
| グリル | 大火力極め焼きヒーター |
| 本体サイズ | 幅494×奥行435×高さ370mm |
| スマホ連携 | ○ |
あたためから本格オーブン料理まで。毎日の使いやすさと多彩な調理機能を備えた上位Bistro
PanasonicのBistro NE-UBS10Eは、日常のあたため・解凍からオーブン、グリル、スチームを使った調理まで幅広くこなしたい人に注目したい30Lのスチームオーブンレンジです。
あたためでは「高精細64眼スピードセンサー」を搭載。庫内を細かく検知しながら加熱を制御する仕組みに加え、冷凍ごはんと冷蔵のおかずなど、温度の異なる2品を同時にあたためる機能にも対応しています。解凍では「芯までほぐせる解凍」を搭載。
調理機能も充実しています。オーブンは最高300℃、2段コンベクションに対応。さらに両面を焼けるグリルやスチーム機能も備えているため、普段のあたためだけでなく、パンやお菓子、焼き料理、蒸し料理などにも活用できます。
2026年モデルでは、グリル皿で主菜を焼きながらヒートグリル皿下のボウルでスープを同時に仕上げる「おまかせグリル&スープ」にも対応。高機能モデルならではの調理の幅があります。
使いやすさではカラータッチ液晶を採用し、スマートフォンアプリとの連携にも対応。庫内のお手入れをサポートする機能も備えています。本体は30Lクラスですが、左右と背面を壁に寄せて設置できるため、設置条件も確認しておきたいポイントです。
一方で、機能が充実しているぶん価格帯は高めです。あたためや解凍だけに使う人には、よりシンプルで価格を抑えたモデルのほうが適している場合があります。
今回のランキングでは、価格だけでなく「あたため・解凍」「調理機能」「使いやすさ」「設置・お手入れ」まで高い水準でまとまっている点を評価して総合1位としました。予算に余裕があり、電子レンジを毎日のあたためだけでなく幅広い料理に活用したい人に向いています。
おすすめポイント
- 高精細64眼スピードセンサーを搭載
- 温度の異なる2品の同時あたために対応
- 最高300℃・2段コンベクション対応
- グリル・スチームまで調理機能が充実
- カラータッチ液晶とスマホ連携に対応
もう一歩
- 高機能なぶん価格帯は高め
- あたため中心の人には機能を持て余す場合がある
- 30Lクラスなので購入前に設置スペースの確認が必要
- スマホ連携を使わない人には不要な機能もある
HITACHI|日立
HITACHI|ヘルシーシェフ MRO-W1E
| 発売年月 | 2026年8月 |
| タイプ | 過熱水蒸気オーブンレンジ |
| 庫内容量 | 30L |
| 庫内形状 | ワイド&フラット |
| センサー | Wスキャン(重量+センター赤外線)・温度センサー |
| レンジ最高出力 | 1000W |
| オーブン温度 | 100~250℃・300℃・310℃ |
| オーブン段数 | 2段 |
| スチーム | 給水タンク式 |
| 過熱水蒸気 | ○ |
| 本体サイズ | 幅497×奥行442×高さ375mm |
| スマホ連携 | ヘルシーシェフアプリ対応 |
最大4品の同時あたために対応。毎日のあたためから本格調理まで幅広く使えるヘルシーシェフ
HITACHIのヘルシーシェフ MRO-W1Eは、毎日のあたためを重視しながら、オーブンや過熱水蒸気を使った料理まで幅広く楽しみたい人に向く30Lの過熱水蒸気オーブンレンジです。
2026年モデルで注目したいのが、冷凍・冷蔵・常温の食品を組み合わせて最大4品まで同時にあたためられる機能です。朝食や夕食で複数のおかずを用意するときなど、食品ごとに何度もあたため直す手間を減らしやすくなっています。
あたためには、食品の重さを測る重量センサーと食品表面の温度を測るセンター赤外線センサーを組み合わせた「Wスキャン」を採用。温度センサーも備えています。
調理面では最高310℃の熱風オーブンに対応し、2段調理も可能です。さらに過熱水蒸気やグリルを利用できるほか、「熱風旨み焼き」ではレンジ・オーブン・過熱水蒸気・グリルを組み合わせて加熱します。普段のあたためだけでなく、肉や魚の料理、パンやお菓子などにも活用できる構成です。
お手入れでは、汚れを落としやすい外して丸洗いできるテーブルプレートを採用。庫内側面にはシリコン系塗装が施され、給水タンクやつゆ受けも取り外して洗えます。日常的に使う家電だからこそ、お手入れまで考えられている点はメリットです。
また、「ヘルシーシェフアプリ」に対応しており、スマートフォンからレシピを探して本体へ送信できます。ただし、アプリを使わない人にとっては優先度の低い機能でもあります。
総合1位のBistro NE-UBS10Eと比べると機能構成には違いがありますが、MRO-W1Eは最大4品の同時あたためという明確な特徴があります。家族分のおかずなど複数の食品をあたためる機会が多く、オーブン・過熱水蒸気まで活用したい人に注目したいモデルです。
おすすめポイント
- 冷凍・冷蔵・常温を組み合わせて最大4品を同時にあたためられる
- 重量と赤外線で食品を検知するWスキャンを搭載
- 最高310℃・2段の熱風オーブンに対応
- 過熱水蒸気や熱風旨み焼きなど調理機能が充実
- 外して丸洗いできるテーブルプレートを採用
もう一歩
- あたため中心で使う人には機能が多い
- 30Lクラスのため設置前に本体寸法と必要スペースの確認が必要
- スマホ連携を使わない人には不要な機能もある
- シンプルなオーブンレンジと比べると価格帯は高め
SHARP|シャープ
SHARP|ヘルシオ AX-LSX3C
| 発売年月 | 2025年6月 |
| タイプ | ウォーターオーブン |
| 庫内容量 | 30L |
| 庫内形状 | ワイド&フラット |
| センサー | 64眼赤外線ムーブ・絶対湿度・温度センサー |
| レンジ最高出力 | 1000W |
| オーブン温度 | 65~250℃・300℃ |
| オーブン段数 | 2段 |
| 過熱水蒸気 | ○ |
| 自動メニュー数 | 305 |
| 本体サイズ | 幅490×奥行430×高さ420mm |
| 無線LAN | ○ |
水の力を活かした調理が魅力。過熱水蒸気で「焼く」料理まで幅広く楽しめるヘルシオ
SHARPのヘルシオ AX-LSX3Cは、過熱水蒸気を積極的に料理へ活用したい人に向く30Lのウォーターオーブンです。一般的なスチームオーブンレンジとは異なり、最初から最後まで過熱水蒸気だけで調理できる「ウォーターヒート技術」を大きな特徴としています。
日常のあたためでは、64眼赤外線ムーブセンサーに加えて、絶対湿度センサーと温度センサーを搭載しています。「らくチン!センサー」を利用したレンジ調理にも対応し、普段のあたためから自動調理まで幅広く使える構成です。
ヘルシオらしさが際立つのが調理機能です。「まかせて調理」では、冷凍・冷蔵・常温といった食品の状態や分量が異なっていても、角皿に並べて調理できます。焼く・炒める・蒸す・ゆでるといった調理方法を選べるため、献立づくりの負担を減らしたい家庭にも使いやすい機能です。
オーブンは最高300℃に対応し、2段での熱風コンベクション調理も可能です。パンやお菓子を焼くだけでなく、過熱水蒸気を利用した肉・魚料理など、一般的なレンジ機能だけではできない調理まで幅広く楽しめます。
操作部にはカラータッチディスプレイを採用。無線LANにも対応しており、スマートフォンと連携してメニューを増やしたり、レシピを探したりできます。自動メニューも豊富なので、電子レンジに調理を任せる機会を増やしたい人と相性のよいモデルです。
一方で、本体高さは420mmあり、30Lクラスのなかでも設置場所はしっかり確認しておきたいところです。また、高機能な上位モデルのため価格帯も高く、主な用途が弁当やごはんのあたためだけなら、よりシンプルなモデルでも十分な場合があります。
レンジを「あたためる家電」としてだけでなく、日々の料理を助ける調理家電として使いたい人に向いています。特に、過熱水蒸気を使った料理や「まかせて調理」に魅力を感じる人は候補に入れたい一台です。
おすすめポイント
- 過熱水蒸気を活用したウォーターヒート技術を採用
- 食品の状態や分量が異なっても調理できる「まかせて調理」に対応
- 64眼赤外線ムーブなど複数のセンサーを搭載
- 最高300℃・2段熱風コンベクションに対応
- 無線LANとスマートフォン連携に対応
もう一歩
- 上位モデルのため価格帯は高め
- 本体高さが420mmあり設置場所の確認が必要
- あたため中心の使い方では機能を持て余す場合がある
- 多機能なのでシンプルな操作を求める人には選択肢が多く感じられる場合がある
ZOJIRUSHI|象印マホービン
ZOJIRUSHI|EVERINO ES-LA30
| 発売年月 | 2025年9月 |
| タイプ | オーブンレンジ |
| 庫内容量 | 30L |
| 庫内形状 | ワイド&フラット |
| センサー | 赤外線センサー×2・温度センサー×2 |
| レンジ最高出力 | 1000W |
| オーブン温度 | 100~250℃ |
| オーブン段数 | 2段 |
| スチーム | ○ |
| 自動メニュー数 | 72 |
| 本体サイズ | 幅487×奥行399×高さ370mm |
| 本体質量 | 約25kg |
あたためも解凍も使いやすく。レンジとオーブンを日常的に活用しやすい30L EVERINO
ZOJIRUSHIのEVERINO ES-LA30は、毎日のあたためや解凍を使いやすくしながら、オーブン料理にも対応した30Lのオーブンレンジです。高温オーブンの性能だけを追求するのではなく、レンジとして日常的に使う機能にも力を入れているのが特徴です。
あたためには、赤外線センサー2つと温度センサー2つを搭載。食品の温度を検知しながら加熱を制御します。また、異なる料理を一度にあたためられる「2品同時あたため」に対応しているため、ごはんとおかずなどをまとめて用意したいときにも便利です。
冷凍したひき肉や薄切り肉などを扱う機会が多い人に注目したいのが「すごはや解凍」です。赤外線センサーで食品の温度を確認しながら解凍し、調理に使いやすい状態へ仕上げることを狙った機能で、解凍後の食材をすぐ調理したい場面で活用できます。
調理では、レンジ加熱とグリルを自動で切り替える「レジグリ」などEVERINOシリーズならではの機能を搭載。レンジで食材の中まで加熱してからグリルで表面を焼くことで、調理時間を短縮しやすくしています。
オーブンは最高250℃で、上下ヒーターによる2段調理に対応しています。300℃クラスの熱風コンベクションを備える上位モデルと比べるとオーブン性能では差がありますが、普段の焼き料理やお菓子づくりなどにも使える構成です。
さらに、付属のボウルと角皿を利用する「うきレジ」やスチームを活用する機能など、調理を手軽にする工夫も盛り込まれています。複雑な高機能を増やすだけではなく、日常的に使いやすい調理方法を用意しているのがEVERINOの魅力です。
設置時は左右各2cm、上方10cmのスペースが必要ですが、背面は壁に寄せて置けます。30Lながら奥行399mmに抑えられている一方、本体質量は約25kgあるため、設置する棚やラックの耐荷重も確認しておきましょう。
高温オーブンを最優先する人よりも、あたため・解凍を頻繁に使いながら、オーブンやグリル料理にも活用したい人に向いています。高価格帯の最上位モデルまでは必要ないものの、日常のレンジ機能にはこだわりたい家庭で比較したい一台です。
おすすめポイント
- 赤外線センサー2つと温度センサー2つを搭載
- 異なる料理の2品同時あたために対応
- 食材を調理しやすい状態へ解凍する「すごはや解凍」を搭載
- レンジとグリルを自動で切り替える「レジグリ」に対応
- 30Lながら本体奥行399mmに抑えられている
もう一歩
- オーブン最高温度は250℃
- 300℃クラスの熱風オーブンを求める人には物足りない場合がある
- 本体質量が約25kgある
- 左右と上方に放熱スペースが必要
TOSHIBA|東芝
TOSHIBA|石窯ドーム ER-D3000B
| 発売年月 | 2025年7月 |
| タイプ | 過熱水蒸気オーブンレンジ |
| 庫内容量 | 30L |
| 庫内形状 | ワイド&フラット |
| センサー | 8つ目赤外線センサー・温度センサー |
| レンジ最高出力 | 1000W |
| オーブン温度 | 100~250℃・300℃ |
| オーブン段数 | 2段 |
| 過熱水蒸気 | ○ |
| 自動メニュー数 | 119 |
| 本体サイズ | 幅498×奥行399×高さ396mm |
| 設置条件 | 左右・背面0cm、上方10cm以上 |
最高300℃の熱風オーブンを搭載。あたためからパン・お菓子づくりまで幅広く使える石窯ドーム
TOSHIBAの石窯ドーム ER-D3000Bは、30Lの庫内容量と最高300℃の熱風オーブンを備え、普段のあたためからパンやお菓子、オーブン料理まで幅広く使いたい人に向く過熱水蒸気オーブンレンジです。
あたためには「8つ目赤外線センサー」と温度センサーを搭載。食品の表面温度を検知しながら加熱を制御します。最高出力は1000Wで、ごはんやおかずなど日常的なあたために加え、解凍にも対応しています。
石窯ドームシリーズらしい強みはオーブン機能です。最高300℃に対応した熱風2段オーブンを搭載しており、庫内へ熱風を循環させながら加熱します。2段を使ってパンやお菓子をまとめて焼きたい場合にも活用できます。
過熱水蒸気にも対応しているため、オーブンだけでなく蒸気を利用した調理も可能です。自動メニューは119種類を搭載しており、手動調理だけでなくレンジに任せて料理を作りたいときにも選択肢があります。
本体奥行は399mm。30Lのオーブンレンジとしては奥行を抑えた設計で、左右と背面を壁に寄せて設置できます。ただし、上方には10cm以上のスペースが必要なため、吊り戸棚やレンジラックの下へ設置する場合は、本体高さだけで判断せず必要な空間まで確認しておきましょう。
一方、石窯ドームの上位モデルと比べると、搭載されるセンサーや自動調理機能などには違いがあります。最上位モデルほど多くの機能は必要ないものの、300℃の2段熱風オーブンはしっかり使いたいという人には選びやすい構成です。
特に、電子レンジをあたためだけでなく、パン・お菓子づくりやオーブン料理にも使う人に注目したいモデルです。30Lの容量と300℃オーブンを備えながら、機能と価格のバランスも比較したい人に向いています。
おすすめポイント
- 最高300℃の熱風オーブンに対応
- 2段オーブンでパンやお菓子をまとめて焼ける
- 過熱水蒸気を使った調理に対応
- 30Lながら本体奥行399mm
- 左右・背面を壁に寄せて設置できる
もう一歩
- 上位の石窯ドームと比べるとセンサーや機能に違いがある
- 上方に10cm以上の放熱スペースが必要
- あたためだけが中心なら機能を持て余す場合がある
- 300℃運転には時間などの使用条件がある
SHARP|シャープ
SHARP|PLAINLY RE-WF235
| 発売年月 | 2024年8月 |
| タイプ | オーブンレンジ |
| 庫内容量 | 23L |
| 庫内形状 | フラット |
| センサー | らくチン!(絶対湿度)・温度センサー |
| レンジ最高出力 | 1000W |
| オーブン温度 | 110~250℃ |
| オーブン段数 | 1段 |
| グリル | ○ |
| 自動メニュー | ○ |
| 本体サイズ | 幅468×奥行384×高さ338mm |
| 本体質量 | 約15kg |
23Lのコンパクトな一台。シンプルな操作と自動調理を両立したPLAINLY
SHARPのPLAINLY RE-WF235は、23Lの庫内容量にレンジ・オーブン・グリル機能をまとめたオーブンレンジです。30Lクラスほど大きなモデルは必要ないものの、あたためだけの単機能レンジでは物足りないという人が比較しやすい一台です。
あたためには、食品から発生する蒸気を検知する「らくチン!(絶対湿度)センサー」を搭載しています。食品の状態を検知して加熱時間を調整するため、普段のごはんやおかずのあたためを自動で行いたいときに便利です。
また、「らくチン1品」に対応しているのも特徴です。食品から出る蒸気を検知しながら加熱する仕組みを利用し、分量設定をせずに1品料理を作れます。日常のあたためだけでなく、副菜などを手軽に用意したいときにも活用できます。
オーブンは最高250℃で、グリル機能も搭載しています。上位の30Lモデルに見られる300℃クラスの2段熱風オーブンではありませんが、グラタンや焼き料理、お菓子づくりなど、家庭で使いやすい基本的なオーブン調理に対応しています。
使いやすさでは、PLAINLYシリーズらしいシンプルな操作部もポイントです。機能を詰め込みすぎず、普段使う操作をわかりやすくまとめているため、多機能な上位機種よりもシンプルなレンジを求める人にも検討しやすいでしょう。
本体サイズは幅468×奥行384×高さ338mm。左右と背面を壁に寄せて置けるため、30Lクラスのオーブンレンジでは設置しにくいキッチンでも候補になります。ただし、上部には放熱のためのスペースが必要なので、購入前に設置条件まで確認しておきましょう。
高温オーブンや本格的なスチーム調理を重視するモデルではありません。その代わり、23Lという扱いやすい容量に、あたため、自動調理、オーブン、グリルといった普段使いやすい機能をまとめています。サイズ・機能・価格のバランスを重視してオーブンレンジを選びたい人に向いています。
おすすめポイント
- 23Lでレンジ・オーブン・グリルに対応
- らくチン!(絶対湿度)センサーを搭載
- 分量設定不要の「らくチン1品」に対応
- 幅468×奥行384mmの比較的コンパクトな本体
- 左右・背面を壁に寄せて設置できる
もう一歩
- オーブンは1段で最高250℃
- 本格的なスチーム・過熱水蒸気調理には非対応
- 30Lモデルと比べると庫内容量は小さめ
- 上部には放熱スペースの確保が必要
Panasonic|パナソニック
Panasonic|Bistro NE-FB2D
| 発売年月 | 2025年9月 |
| タイプ | 単機能電子レンジ |
| 庫内容量 | 26L |
| 庫内形状 | フラット |
| センサー | 高精細64眼スピードセンサー |
| レンジ最高出力 | 1000W |
| 仕上がり温度設定 | -10~90℃ |
| 解凍 | 芯までほぐせる解凍 |
| 自動メニュー数 | 47 |
| オーブン・グリル | 非搭載 |
| 本体サイズ | 幅470×奥行390×高さ350mm |
| 本体質量 | 約12.3kg |
オーブン機能を省いて、あたため・解凍を充実。26Lの単機能Bistro
PanasonicのBistro NE-FB2Dは、オーブンやグリルを使わず、毎日のあたため・解凍を重視したい人に向く26Lの単機能電子レンジです。「Bistro」というと多機能なオーブンレンジをイメージしやすいですが、NE-FB2Dはあえてオーブン機能を搭載せず、レンジ機能に重点を置いています。
大きな特徴は「高精細64眼スピードセンサー」です。庫内を64のエリアに分けて食品の温度を検知し、加熱を制御します。単機能モデルながら、上位のBistroシリーズで培われたセンサー技術を取り入れている点が特徴です。
仕上がり温度を-10~90℃の範囲で設定できるのもポイント。普段のあたためだけでなく、用途に合わせて温度を指定したいときにも活用できます。
冷凍した肉や魚には「芯までほぐせる解凍」を搭載しています。食材の中心部分から穏やかに解凍し、包丁で切ったり必要な分だけ分けたりしやすい状態を目指す機能です。冷凍保存した食材を日常的に料理へ使う家庭にも便利でしょう。
自動メニューは47種類を搭載しています。単機能レンジではありますが、単に出力と時間を設定してあたためるだけではなく、自動機能を活用できるのがNE-FB2Dの強みです。
一方、オーブンとグリルは搭載していません。グラタンを焼いたり、お菓子やパンを作ったりしたい場合は、オーブンレンジを選ぶ必要があります。今回のように異なるタイプを共通基準で比較すると調理機能のスコアは低くなりますが、これはあたため・解凍に用途を絞った製品設計によるものです。
「オーブンはほとんど使わないけれど、電子レンジは毎日使う」という人にとっては、必要のない調理機能を増やさず、あたため・解凍の機能を重視できるモデルです。シンプルな低価格レンジよりも、センサーや解凍機能にこだわって単機能電子レンジを選びたい人に向いています。
おすすめポイント
- 高精細64眼スピードセンサーを搭載
- -10~90℃の仕上がり温度設定に対応
- 「芯までほぐせる解凍」を搭載
- 26Lの広さがありながら単機能に特化
- 自動メニューを47種類搭載
もう一歩
- オーブン機能は非搭載
- グリル調理には対応していない
- 低価格な単機能レンジと比べると価格帯は高め
- あたため機能にこだわらない人にはオーバースペックになりやすい
HITACHI|日立
HITACHI|MRO-F6D
| 発売年月 | 2025年9月 |
| タイプ | オーブンレンジ |
| 庫内容量 | 27L |
| 庫内形状 | ワイド&フラット |
| センサー | 温度センサー |
| レンジ最高出力 | 1000W |
| オーブン温度 | 100~210℃・250℃ |
| オーブン段数 | 1段 |
| スチーム | 簡易スチーム式 |
| 2品同時あたため | ○ ※組み合わせ条件あり |
| 本体サイズ | 幅483×奥行388×高さ355mm |
| 本体質量 | 約14.5kg |
27Lのワイド庫内に必要な機能をまとめた、普段使いしやすいオーブンレンジ
HITACHIのMRO-F6Dは、27Lのワイドな庫内に、あたため・解凍・オーブン・グリルなど普段使いやすい機能をまとめたオーブンレンジです。上位のヘルシーシェフほど多彩なセンサーや高温オーブンを必要とせず、日常的に使う機能を中心に選びたい人が比較しやすいモデルです。
あたためでは温度センサーを搭載し、レンジ最高出力は1000Wに対応しています。また、条件の合う2品を同時にあたためられる機能を備えているため、ごはんとおかずなどを一緒に用意したい場面でも活用できます。ただし、どのような食品でも自由に組み合わせられるわけではないため、対応条件は確認しておきましょう。
庫内容量は27Lで、庫内幅は39cm。大きめのお弁当なども出し入れしやすいワイドな庫内を採用しています。30Lクラスまでは必要ないものの、小容量モデルでは庫内の広さが気になる人にも選択肢になります。
オーブンは最高250℃に対応した1段式です。グラタンや焼き料理、お菓子づくりなどに利用でき、簡易スチームを使った調理にも対応しています。一方、2位のMRO-W1Eのような最高310℃・2段熱風オーブンではないため、本格的なパンづくりや高温のオーブン調理を重視する場合は上位モデルとの違いを確認したいところです。
お手入れでは、庫内底面に外して丸洗いできるセラミック製テーブルプレートを採用しています。食品の吹きこぼれなどで汚れたときにプレートを取り外して洗えるため、日常のお手入れがしやすい設計です。
本体サイズは幅483×奥行388×高さ355mm。27Lの庫内容量を確保しながら奥行を抑えているため、設置スペースと容量の両方を考えて選びたい人にも比較しやすいでしょう。
高性能な赤外線センサーや2段熱風オーブンなどを求めるモデルではありませんが、あたためだけの単機能レンジでは物足りない人には使いやすい構成です。27Lの庫内を確保しつつ、レンジ・オーブン・グリルを普段の料理に使いたい人に向いています。
おすすめポイント
- 27Lのワイド&フラット庫内を採用
- 条件の合う2品の同時あたために対応
- 最高250℃のオーブンとグリルを搭載
- 簡易スチームを使った調理に対応
- テーブルプレートを取り外して丸洗いできる
もう一歩
- センサーは温度センサーのみ
- オーブンは1段式
- 2品同時あたためには組み合わせ条件がある
- 高温・2段オーブンを重視する人には上位モデルのほうが向いている
SHARP|シャープ
SHARP|RE-SS7A
| 発売年月 | 2020年12月 |
| タイプ | オーブンレンジ |
| 庫内容量 | 18L |
| 庫内形状 | フラット |
| センサー | らくチン!(絶対湿度)センサー |
| レンジ最高出力 | 900W |
| オーブン温度 | 110~250℃ |
| オーブン段数 | 1段 |
| グリル | ○ |
| スチーム | ― |
| 本体サイズ | 幅485×奥行375×高さ305mm |
| 本体質量 | 約15kg |
18Lのコンパクトサイズにオーブン・グリルを搭載。価格を抑えて選びやすい一台
SHARPのRE-SS7Aは、18Lのコンパクトな庫内にレンジ・オーブン・グリルを備えたオーブンレンジです。高機能な30Lクラスほどの容量や調理機能は必要ないものの、単機能レンジではなくオーブン料理にも使えるモデルを価格を抑えて選びたい人に向いています。
あたためには「らくチン!(絶対湿度)センサー」を搭載。食品から発生する蒸気を検知しながら加熱を制御する仕組みで、食品の分量を細かく設定せずに使える自動メニューにも活用されています。
庫内はターンテーブルのないフラットタイプです。大きなお弁当などを入れるときに回転皿が邪魔にならず、庫内の底面も拭きやすいのがメリット。毎日のあたためを中心に使う場合にも扱いやすい構造です。
オーブンは最高250℃に対応し、グリル機能も備えています。18Lの比較的シンプルなモデルながら、グラタンや焼き料理、お菓子づくりなどにも利用できます。あたため中心の生活でも、ときどきオーブンを使いたいという人には選択肢になりやすいでしょう。
一方で、2020年発売のモデルであり、今回紹介する10機種のなかでは発売から時間が経っています。最新の上位モデルに搭載される高精細な赤外線センサーや2段熱風オーブン、スマートフォン連携などを求める製品ではありません。
また、庫内容量は18Lなので、家族分の料理をまとめて作ったり、大きな皿を頻繁に使ったりする場合には容量を確認しておく必要があります。30Lクラスと比べれば調理の自由度は限られますが、そのぶん高機能モデルほどの予算をかけずにオーブン機能まで確保できるのがポイントです。
最新機能の多さよりも、フラット庫内、オーブン、グリルといった基本機能と購入しやすい価格帯を重視する人に向いています。一人暮らしや少人数世帯で、あたためだけでなく簡単なオーブン料理にも使いたい場合に比較したいモデルです。
おすすめポイント
- 18Lのコンパクトなフラット庫内
- らくチン!(絶対湿度)センサーを搭載
- 最高250℃のオーブンに対応
- グリル機能を搭載
- オーブン機能付きながら価格を抑えて選びやすい
もう一歩
- 2020年発売で設計の新しいモデルではない
- 庫内容量は18Lと小さめ
- 2段熱風オーブンには対応していない
- 高機能モデルと比べるとセンサーや自動機能はシンプル
BALMUDA|バルミューダ
BALMUDA|The Range S KRN01JP
| 発売年月 | 2025年10月 |
| タイプ | 単機能電子レンジ |
| 庫内容量 | 20L |
| 庫内形状 | フラット |
| 操作モード | 5モード |
| レンジ最高出力 | 900W |
| オーブン | 非搭載 |
| グリル | 非搭載 |
| ドア | 横開き・ソフトクローズ |
| 操作部 | ダイヤル式 |
| 本体サイズ | 幅466×奥行393×高さ295mm |
| 本体質量 | 約9.5kg |
あたために必要な機能へ絞った20Lモデル。シンプルな操作とすっきりしたデザインが魅力
BALMUDA The Range S KRN01JPは、オーブンやグリルを搭載せず、日常のあたために必要な機能へ絞った20Lの単機能電子レンジです。多機能化ではなく、操作のわかりやすさやキッチンに置いたときの佇まいを重視している点に特徴があります。
操作モードは「オート」「マニュアル」「ドリンク」「冷凍ゴハン」「解凍」の5つ。普段よく使う機能に絞られているため、多数の自動メニューから目的の機能を探すのが面倒という人にも扱いやすい構成です。
レンジ最高出力は900Wで、短時間の高出力加熱に対応しています。冷凍ごはん専用モードや解凍モードも用意されており、弁当やおかず、飲み物のあたためといった日常的な用途を中心に使えます。
本体は幅466×奥行393×高さ295mm。高さを抑えた横長のデザインで、庫内容量は20Lです。ドアには横開きのソフトクローズ機構を採用しており、手を離しても勢いよく閉まりにくい設計になっています。
操作はダイヤルを中心としたシンプルな構成です。必要な機能を選びやすく、電子レンジに多くの自動調理機能を求めない人にとっては、この割り切った設計そのものがメリットになります。BALMUDAらしい外観を重視してキッチン家電をそろえたい人にも候補となるでしょう。
一方で、オーブンとグリルは搭載していません。従来のBALMUDA The Rangeにはオーブン機能を備えたモデルもありますが、The Range Sは用途の異なる単機能モデルです。グラタンやお菓子、パンなどを焼きたい場合にはオーブンレンジを選ぶ必要があります。
また、単機能電子レンジとして考えると価格帯は高めです。機能数や価格を優先して選ぶというより、シンプルな操作性やデザイン、本体サイズなどに魅力を感じる人向けのモデルといえます。
今回のランキングではオーブンを含む調理機能も共通項目として比較しているため総合順位は10位ですが、あたためを中心に使い、オーブン機能は不要という人であれば、順位だけではなくThe Range Sの製品コンセプトまで含めて検討したい一台です。
おすすめポイント
- 5つのモードに絞ったシンプルな操作
- 冷凍ごはん専用モードを搭載
- 横開きのソフトクローズドアを採用
- 高さ295mmに抑えた20Lモデル
- デザインと操作性を重視した設計
もう一歩
- オーブン機能は非搭載
- グリル調理には対応していない
- 単機能電子レンジとしては価格帯が高め
- 調理機能の多さを重視する人には向かない
電子レンジは普段の使い方に合った機能から選ぼう
電子レンジは、価格や容量だけでなく、普段どのように使うかを考えて選ぶことが大切です。
お弁当やごはん、冷凍食品のあたため・解凍が中心なら、オーブンやスチーム機能を備えた高機能モデルが必ずしも必要とは限りません。一方、グラタンやパン、お菓子づくりにも使うならオーブン性能、蒸し料理や自動調理まで活用するならスチーム・過熱水蒸気などの機能も確認したいところです。
今回紹介した10機種も、単機能電子レンジから30Lの高機能モデルまで特徴はさまざまです。ランキングでは「あたため・解凍機能」「調理機能」「使いやすさ」「設置・お手入れ」「価格とのバランス」の5項目を共通基準として比較しましたが、重視する項目によって適した製品は変わります。
購入前には、必要な調理機能を整理したうえで、センサーや自動あたため・解凍機能、庫内容量、本体サイズ、設置に必要な放熱スペースまで確認しておきましょう。
毎日よく使う機能と、ほとんど使わない機能を分けて考えると、自分の生活に合った電子レンジを絞り込みやすくなります。









































































































