ペットがいる家庭におすすめのロボット掃除機5選【2026年】犬・猫の毛を毎日ラクに掃除

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犬や猫と暮らしていると、掃除したばかりなのに床にはもう抜け毛が……。特に換毛期は、朝に掃除しても夕方にはフローリングの隅やソファの下に毛が集まっていることもあります。

そんな「毎日のちょっとした掃除」を任せやすいのがロボット掃除機です。決まった時間に運転させれば、床に落ちた抜け毛やホコリをこまめに掃除できるため、人が掃除機をかける回数を減らしやすくなります。

ただし、ペットがいる家庭では吸引力だけを見て選ぶのはおすすめできません。長い毛がブラシに絡みやすくないか、床に置かれたペット用品などを認識・回避しやすいか、頻繁に運転してもゴミ捨てやブラシのお手入れが負担になりにくいかなど、一般家庭とは少し違った視点で比較する必要があります。

水拭き対応モデルなら、抜け毛を吸引したあとにフローリングを拭けるものもあります。一方で、高性能な障害物回避機能を搭載していても、床にある物を必ず回避できるわけではありません。特にペットの排泄物や吐しゃ物などを確実に避けられると考えて、確認せずに運転させるのは避けたほうが安心です。

そこでこの記事では、ペットを飼っている家庭で使いやすいロボット掃除機を、「抜け毛清掃」「毛絡み対策」「障害物回避」「メンテナンス」「ペット家庭での使いやすさ」の5項目から比較します。

単純な最大吸引力の数字だけではなく、ブラシ構造や障害物認識、自動ゴミ収集、モップのお手入れ、ステーションの使いやすさなども確認し、それぞれの長所と注意点を整理しました。「猫の毛が毎日落ちる」「長毛種なのでブラシへの毛絡みが気になる」「犬のおもちゃやフードボウルが床にある」「できるだけゴミ捨てやモップ洗いを減らしたい」など、家庭によって困っていることは異なります。

ランキングの順位だけで決めるのではなく、愛犬・愛猫との暮らし方や自宅の床に合った1台を見つける参考にしてください。

今回のランキングでは、ペットを飼っている家庭で使いやすいロボット掃除機を、「抜け毛清掃」「毛絡み対策」「障害物回避」「メンテナンス」「ペット家庭での使いやすさ」の5項目から比較します。

  • 抜け毛清掃吸引性能、メインブラシ構造、カーペット・フローリングでの毛の回収しやすさ、壁際清掃
  • 毛絡み対策メインブラシ・サイドブラシへの毛の絡みにくさ、絡まり防止機構、ブラシのお手入れのしやすさ
  • 障害物回避カメラ・AI・LiDARなどの認識方式、ペット用品や床上の小物を避けるための機能
  • メンテナンス自動ゴミ収集、モップ洗浄・乾燥、紙パックやダストボックス、ブラシ清掃など日常のお手入れ
  • ペット家庭での使いやすさペットがいる環境での日常運用、頻繁な清掃のしやすさ、アプリ機能、水拭き、留守中運転時の扱いやすさなど

ペットがいる家庭でロボット掃除機を使うメリット

犬や猫と暮らす家庭では、床掃除の頻度がどうしても多くなりがちです。

抜け毛はもちろん、散歩から帰ったときに持ち込んだ細かな砂、猫砂、フードの食べこぼしなど、ペットと暮らしていない家庭とは違った汚れが床に溜まります。ロボット掃除機のメリットは、こうした汚れを「たくさん溜まってから掃除する」のではなく、毎日こまめに掃除しやすくなることです。

抜け毛が溜まる前にこまめに掃除できる

ペットの抜け毛は、一度掃除すればしばらくきれいな状態が続くとは限りません。特に換毛期や長毛種の場合、朝に掃除をしても数時間後には床へ毛が落ちていることがあります。

ロボット掃除機ならスケジュールを設定して定期的に運転できるため、抜け毛が部屋の隅に大量に溜まる前に回収しやすくなります。人が毎日掃除機を出して部屋中を掃除するよりも、「少量の毛を高い頻度で掃除する」という使い方がしやすいことがメリットです。

ソファやベッドの下も掃除を任せやすい

抜け毛は、人が歩く場所だけに落ちるわけではありません。空気の流れなどによって、ソファやベッド、家具の下へ入り込むこともあります。

こうした場所は掃除機をかけるたびに腰をかがめたり、家具を動かしたりする必要があり、日常的には後回しになりやすい場所です。ロボット掃除機なら、本体が入れる高さとスペースが確保されていれば家具の下まで走行できます。

ペットがよく過ごすソファ周辺など、毛が溜まりやすい場所を定期的に掃除しやすくなります。

猫砂や食べこぼしなどの日常的なゴミにも使える

ペット家庭で床に落ちるのは抜け毛だけではありません。猫用トイレの周囲には猫砂が飛び散ることがあり、フードボウルの周辺にはドライフードのかけらが落ちることもあります。

ロボット掃除機を定期的に運転させれば、こうした日常的な床のゴミもまとめて掃除できます。ただし、大きなフードや水分を含んだ汚れなどはロボット掃除機に吸わせず、先に人が取り除きましょう。

自動ゴミ収集なら頻繁なゴミ捨ても減らせる

ペットの抜け毛が多い家庭では、ロボット掃除機のダストボックスもいっぱいになりやすくなります。

そこで便利なのが自動ゴミ収集機能です。掃除が終わると本体のゴミをステーションへ移せるモデルなら、運転するたびにダストボックスを開けて抜け毛を捨てる作業を減らせます。特に多頭飼いや換毛期など、毎日のようにロボット掃除機を使う家庭では確認しておきたい機能です。

ただし、自動ゴミ収集があってもブラシやフィルターのお手入れが不要になるわけではありません。毛が巻き付いていないかなど、定期的な確認は必要です。

水拭き対応ならフローリングの拭き掃除も任せられる

Comboタイプなど、水拭きに対応したロボット掃除機も増えています。

抜け毛やホコリを吸引するだけでなく、その後にフローリングを水拭きできるため、床掃除をまとめて任せたい家庭では便利です。散歩から帰ってきた犬が歩く場所や、フードボウル周辺などを日常的に拭き掃除したい場合にも比較したい機能です。

ただし、水拭きはペットによるすべての汚れへ対応できるわけではありません。排泄物や吐しゃ物などが床にある状態でロボット掃除機を走らせると、かえって汚れを広げてしまう可能性があります。

ペットがいる家庭では、留守中だから何も確認せず毎回自動運転させるのではなく、床の状態を確認してから使うことも大切です。

ロボット掃除機は、ペットのお世話そのものを減らす家電ではありません。毎日繰り返される「床に落ちた毛やゴミを掃除する」という作業を任せることで、飼い主が掃除機をかける回数や時間を減らしやすくする家電です。

ペットの種類や毛の長さ、床材、部屋に置いている物などを考えながら選ぶと、その便利さを生かしやすくなります。

ペットがいる家庭のロボット掃除機はどう選ぶ?

ペットがいる家庭では、最大吸引力だけでロボット掃除機を選ぶと、購入後に「毛がブラシへ絡んでお手入れが大変」「床にあるペット用品が気になる」といった不満につながることがあります。

犬や猫の抜け毛を毎日のように掃除することを考え、次の4つを確認しましょう。

1. 抜け毛が多いなら「吸引力+ブラシ構造」を確認

犬や猫の抜け毛を掃除するなら、まず確認したいのが吸引性能です。ただし、「○○Pa」という最大吸引力の数字だけで決めるのはおすすめできません。メーカーによって測定条件が異なるうえ、実際に床の毛を回収するには、ゴミを吸込口まで運ぶブラシの構造も関係するからです。

特にカーペットやラグでは、表面に落ちた毛だけでなく繊維に付着した毛もあります。メインブラシがどのような構造なのか、壁際の毛を集めるサイドブラシを備えているかなど、吸引力とブラシをセットで確認しましょう。

フローリング中心なら日常的な抜け毛をこまめに回収しやすいこと、カーペットが多いならブラシを使って毛やゴミをかき出しやすいことが選ぶポイントになります。

2. 長毛種なら「毛絡み対策」を重視

ペット家庭では、「毛を吸えるか」と同じくらい「吸ったあとに毛が絡みにくいか」が重要です。特に長毛の犬や猫、人の長い髪の毛が多い家庭では、メインブラシの軸へ毛が巻き付くことがあります。頻繁にロボット掃除機を運転しても、そのたびにブラシへ絡まった毛をハサミで取り除く必要があれば、お手入れの負担は大きくなります。

そこで確認したいのが、絡まりを抑えるブラシ構造です。毛絡みを抑える専用ブラシ、ゴム製ブラシ、毛を処理するための機構など、メーカーによって対策方法は異なります。

特に長毛種や多頭飼いなら、最大吸引力だけでなく「毛を吸ったあと」まで考えて比較しましょう。

3. ペット用品が床にあるなら「障害物回避」を確認

犬や猫と暮らしていると、おもちゃ、フードボウル、ペット用ベッドなどが床に置かれていることがあります。こうした家庭では、カメラやAI、LiDARなどを利用した障害物認識・回避機能も確認したいポイントです。

ただし、ここで注意したいのが「障害物回避=何でも確実に避ける」ではないことです。高性能なモデルでも、物の大きさや形、色、部屋の明るさ、置かれ方などによって認識できない可能性があります。

特にペットの排泄物や吐しゃ物などをロボット掃除機が巻き込むと、床へ汚れを広げてしまうおそれがあります。「AI搭載だから留守中でも大丈夫」と考えるのではなく、心配な場合は運転前に床を確認しましょう。

障害物回避は万一を保証する機能ではなく、床にある物との接触を減らすための補助機能として考えるのが安心です。

4. 毎日使うなら「掃除後のお手入れ」まで確認

ペットの抜け毛対策では、ロボット掃除機を週に1回だけ使うより、毎日こまめに運転する使い方が考えられます。

そこで重要になるのが、掃除後のお手入れです。抜け毛が多ければ本体のダストボックスもいっぱいになりやすいため、自動ゴミ収集に対応していると毎回のゴミ捨てを減らせます。水拭きを頻繁に使うなら、モップの自動洗浄や乾燥に対応しているかも確認しましょう。

一方、高機能なステーションほどサイズが大きくなる傾向があります。自動ゴミ収集やモップ洗浄が必要なのか、それともコンパクトさを優先するのかは、設置場所も含めて考えることが大切です。

ペット家庭では「一度の掃除性能」だけでなく、毎日運転しても飼い主のお手入れが負担になりにくいかまで確認して選びましょう。

ペットがいる家庭におすすめのロボット掃除機5選を比較

順位商品名画像総合スコア詳細最大吸引力毛絡み対策障害物認識・回避抜け毛清掃毛絡み対策障害物回避メンテナンスペット家庭での使いやすさ
1位ECOVACS
DEEBOT T90 OMNI
4.7 Amazon 楽天 Yahoo 30,000PaZeroTangle 4.0AIVI 3D 4.0★4.8★4.9★4.8★4.7★4.7
2位Roborock
Saros 10R
4.6 Amazon 楽天 Yahoo 20,000PaDuoDivideメインブラシ+絡まり防止サイドブラシStarSight Autonomous System 2.0★4.6★4.8★4.8★4.7★4.7
3位iRobot Roomba Max
705 Combo + AutoWash
4.5 Amazon 楽天
Yahoo 公式サイト
最大175倍※ゴム製デュアルアクションブラシPrecisionVision AI+ClearView Pro LiDAR★4.7★4.7★4.6★4.8★4.6
4位Dreame
X50 Ultra
4.5 Amazon 楽天 Yahoo 20,000PaHyperStream Detangling DuoBrushVersaLift DToF+AI RGBカメラ★4.7★4.7★4.6★4.8★4.6
5位SwitchBot
K11+ Pro
4.2 Amazon 楽天
Yahoo 公式サイト
12,000Paゴム製メインブラシ+絡まりを抑えるサイドブラシLDS+各種センサー★4.3★4.6★3.8★4.4★4.1
※Roomba Max 705 ComboはiRobotがPaを公表していないため、Roomba 600シリーズとの比較によるメーカー公表値「最大175倍」を掲載しています。メーカーごとに吸引力の測定条件が異なるため、Paの数字だけで清掃性能を順位付けしていません。

ペット家庭用ロボット掃除機 ランキング

ECOVACS|DEEBOT T90 OMNI

総合スコア4.7
抜け毛清掃|★4.8 毛絡み対策|★4.9 障害物回避|★4.8 メンテナンス|★4.7 ペット家庭での使いやすさ|★4.7

発売年月2026年
最大吸引力30,000Pa
メインブラシZeroTangle 4.0
水拭き方式OZMO ROLLER 3.0
モップ回転数最大200RPM
本体高さ95mm
障害物検知・回避AIVI 3D 4.0
ナビゲーションAINA 2.0
自動ゴミ収集対応
モップ自動洗浄対応・最大75℃
モップ自動乾燥対応
最大稼働時間最大260分※
抜け毛を吸って終わりじゃない。毛絡みとお手入れの負担まで減らしたいペット家庭に

DEEBOT T90 OMNIを今回1位とした理由は、30,000Paという最大吸引力だけではありません。

ペット家庭では、犬や猫の抜け毛をしっかり回収できることに加えて、「吸った毛がブラシへ絡みにくいか」「毎日のように運転してもお手入れが負担になりにくいか」が重要です。T90 OMNIは、この一連の使いやすさを高い水準でまとめています。

まず最大吸引力は30,000Pa。フローリングに落ちた抜け毛はもちろん、ラグやカーペットがある家庭でも注目したいスペックです。ただし、ロボット掃除機はPaの数字だけで抜け毛の回収しやすさが決まるわけではありません。

そこで今回特に高く評価したのがZeroTangle 4.0です。ペットの毛を頻繁に吸わせる場合、掃除自体は自動化できても、運転後に毎回ブラシへ巻き付いた毛を取り除く必要があると飼い主の作業が残ります。T90 OMNIは毛絡みを抑えるためのブラシ構造を採用しており、こうしたペット家庭ならではの負担を減らすことを意識した設計です。特に長毛種や多頭飼いなど、床へ落ちる毛の量が多い家庭ほど比較したい部分です。

障害物回避にはAIVI 3D 4.0を搭載しています。犬や猫と暮らしていると、おもちゃやフードボウルなどが床に置かれていることがあります。周囲を認識しながら走行できることは、こうした家庭で使うロボット掃除機では大きなポイントです。

ただし、障害物回避性能が高くても、床にあるすべての物を必ず認識して避けられるわけではありません。特にペットの排泄物や吐しゃ物などを確実に回避できると考えるのは避けましょう。巻き込むと床へ汚れを広げる可能性があるため、心配な場合は運転前に床の状態を確認することが大切です。

水拭きにはOZMO ROLLER 3.0を採用しています。ローラーを回転させながら床を拭く方式で、吸引だけでは取りにくいフローリングの汚れにも対応できます。ペット家庭では、抜け毛だけでなく、散歩から帰った犬が歩く場所やフードボウル周辺などを日常的に拭き掃除したいことがあります。

吸引と水拭きをまとめて任せたい家庭では、このローラー式水拭きもT90 OMNIを選ぶ理由になります。

さらにステーションでは、自動ゴミ収集に加えてモップの自動洗浄・乾燥にも対応。モップ洗浄には最大75℃の温水を使用します。ペットの抜け毛が多いほどロボット掃除機を運転する頻度も高くなります。

そのため、「一度の清掃性能」だけでなく、「掃除が終わったあとに飼い主が何をする必要があるか」まで確認することが重要です。

もちろん、完全にお手入れ不要になるわけではありません。毛絡み対策を備えていても、メインブラシやサイドブラシ、フィルターなどは定期的に状態を確認する必要があります。

本体高さが95mmに抑えられている点もペット家庭ではメリットです。ソファやベッドの下は抜け毛が溜まりやすい場所ですが、本体が入れる高さが確保されていれば、人が掃除機をかけにくい家具下まで日常的に掃除できます。

一方で、自動ゴミ収集やモップ洗浄などを行うOMNIステーションは、充電だけを行う小型ドックより設置スペースが必要です。水拭きをほとんど使わない家庭や、ステーションを置く場所が限られている家庭では、T90 OMNIほどの機能が必要なのかを考えてから選びましょう。

DEEBOT T90 OMNIは、単に強い吸引力を求める人だけのモデルではありません。

抜け毛をこまめに掃除したい、ブラシに絡んだ毛を取る作業を減らしたい、ペット用品が置かれた床で使いたい、さらに水拭きや掃除後のお手入れまでできるだけ任せたい。

こうしたペット家庭ならではの悩みを幅広くカバーできることが、今回1位とした大きな理由です。

  • 最大30,000Paの吸引力
  • ZeroTangle 4.0で毛絡みを抑える
  • AIVI 3D 4.0による障害物認識・回避
  • OZMO ROLLER 3.0で水拭きにも対応
  • ゴミ収集・モップ洗浄・乾燥まで自動化
  • 高機能なステーションを置くスペースが必要
  • 毛絡み対策があってもブラシの定期点検は必要
  • 障害物回避ですべての物を確実に避けられるわけではない
  • 水拭きや全自動ステーションを使わない家庭では機能を持て余しやすい
Roborock|Saros 10R

総合スコア4.7
抜け毛清掃|★4.8 毛絡み対策|★4.9 障害物回避|★4.8 メンテナンス|★4.7 ペット家庭での使いやすさ|★4.7

発売年月2025年4月
最大吸引力20,000Pa
メインブラシDuoDivideメインブラシ
サイドブラシFlexiArm Riserサイドブラシ
水拭き方式回転式モップ
本体高さ7.98cm
障害物認識StarSight自律システム2.0
センシング3D ToF+RGBカメラ
自動ゴミ収集対応
モップ自動洗浄対応
モップ自動乾燥対応
自動給水対応
毛絡み対策と障害物回避を両立。ペット用品がある部屋もこまめに掃除したい家庭に

Roborock Saros 10Rは、犬や猫の抜け毛対策だけでなく、床にペット用品が置かれることが多い家庭で注目したいロボット掃除機です。

今回2位とした理由は、「毛を吸う」「毛をブラシへ絡ませにくくする」「床にある物を認識する」という、ペット家庭で重要な3つのポイントを高い水準でまとめているためです。

最大吸引力は20,000Pa。1位のDEEBOT T90 OMNIが30,000Paなので、メーカー公表の最大吸引力だけを比べれば差があります。ただし、ロボット掃除機の抜け毛清掃は最大吸引力だけで決まりません。

Saros 10Rで特に注目したいのが、DuoDivideメインブラシです。左右に分かれたブラシによって毛を中央の吸込口へ導く構造を採用し、長い髪の毛などがブラシへ巻き付くのを抑えることを狙っています。さらにサイドブラシにも毛絡みを抑える設計を採用しています。

特に長毛の犬や猫、人の長い髪の毛も多い家庭では比較したい部分です。そしてSaros 10Rをペット家庭向けとして高く評価したもうひとつの理由が、StarSight自律システム2.0です。一般的な上部突起型のLDSとは異なる3D ToF技術を利用し、周囲を立体的に認識しながら走行します。

RoborockはStarSightについて、ケーブルやペット、予期しない障害物などを検知するための技術として案内しています。犬や猫と暮らしていると、おもちゃ、フードボウル、コードなどが床に残っていることがあります。床を毎回完全に片付けてからロボット掃除機を動かすのが難しい家庭では、こうした障害物認識機能が使いやすさにつながります。

ただし、ここでも過信は禁物です。高度な障害物認識機能を備えていても、すべての物を確実に認識・回避できるとは限りません。特にペットの排泄物や吐しゃ物などを必ず避ける機能として考えるのではなく、心配な場合は運転前に床を確認しておきましょう。

Saros 10Rは水拭きにも対応しています。2枚の回転モップを利用してフローリングを拭けるため、抜け毛やホコリを吸ったあとに床の拭き掃除まで任せたい家庭でも使えます。カーペットではモップを持ち上げることができ、床材に応じた清掃を行えることも特徴です。

ペット家庭では、散歩から帰った犬が歩くフローリングや、フードボウル周辺などを日常的に拭きたいことがあります。吸引だけでなく水拭きも定期的に利用したいなら、こうした機能も確認しておきたいところです。

掃除後のお手入れは多機能ドックへ任せられます。自動ゴミ収集に加えて、モップ洗浄・乾燥、自動給水などに対応しているため、毎日のように清掃させても飼い主が行う作業を減らしやすい構成です。

ただし、全自動ドックがあっても完全にお手入れ不要になるわけではありません。ペットの毛が多い家庭では、メインブラシやサイドブラシ、フィルター周辺などを定期的に確認する必要があります。

Saros 10Rのもうひとつの特徴が、本体の薄さです。高さはわずか7.98cm。ペットの抜け毛は、人が普段歩く場所だけでなく、ソファやベッドなど家具の下にも入り込みます。自宅の家具下に十分な高さがあれば、掃除機のノズルを入れにくい場所までロボット掃除機へ任せやすくなります。

一方で、Saros 10Rは高機能モデルなので、価格だけを重視する人には向きません。床に物がほとんどなく、水拭きも必要なく、抜け毛を吸引できれば十分という家庭なら、もっとシンプルなモデルでも目的を満たせます。

反対に、長毛のペットがいる、床におもちゃなどが置かれることがある、家具下にも毛が溜まりやすい、そして毎日のゴミ捨てやモップのお手入れも減らしたいという家庭では、Saros 10Rの機能を生かしやすくなります。

Saros 10Rは、単純な最大吸引力では1位のT90 OMNIに及びません。それでも2位としたのは、DuoDivideによる毛絡み対策とStarSightによる周囲認識、7.98cmの薄型ボディ、全自動ドックまで含めて、ペットと暮らす部屋で日常的に使いやすい構成だからです。

  • DuoDivideメインブラシで毛絡みを抑える
  • サイドブラシにも毛絡み対策を採用
  • StarSight自律システム2.0で周囲を認識
  • 高さ7.98cmで家具下へ入りやすい
  • ゴミ収集・モップ洗浄・乾燥まで自動化
  • 最大吸引力は20,000Paで最新上位モデルより低い
  • 高機能モデルのため価格は高め
  • 障害物回避ですべての物を確実に避けられるわけではない
  • 2026年にはSaros 20シリーズも登場しているため価格差を確認したい
iRobot|Roomba Max 705 Combo + AutoWash

総合スコア4.5
抜け毛清掃|★4.7 毛絡み対策|★4.7 障害物回避|★4.6 メンテナンス|★4.8 ペット家庭での使いやすさ|★4.6

発売年月2025年8月
吸引性能最大175倍※
メインブラシゴム製デュアルアクションブラシ
水拭き方式PowerSpinローラーモップ
本体サイズ37.2×36.6×10.5cm
本体重量約5.72kg
障害物認識PrecisionVision AI
ナビゲーションClearView Pro LiDAR
自動ゴミ収集対応・最大75日分※
モップ自動洗浄対応・温水洗浄
モップ自動乾燥対応・温風乾燥
ステーションサイズ45.6×43×43.2cm
ゴム製デュアルブラシで抜け毛をしっかり清掃。水拭き後のお手入れまで任せたい家庭に

Roomba Max 705 Combo + AutoWashは、犬や猫の抜け毛をこまめに掃除しながら、フローリングの水拭きや掃除後のお手入れまでできるだけ任せたい家庭に注目したいルンバです。

今回3位とした大きな理由のひとつが、ルンバで長く採用されてきたゴム製ブラシを2本組み合わせたデュアルアクションブラシです。一般的な毛ブラシでは、犬や猫の毛、人の長い髪の毛などがブラシへ巻き付き、お手入れに手間がかかることがあります。

Max 705 Comboは毛のブラシではなくゴム製の2本のブラシを採用。メーカーも毛が絡まりにくいことを特徴としており、ペットの抜け毛を頻繁に掃除する家庭では大きなメリットになります。

抜け毛清掃についても高く評価しています。吸引性能は、国内累計出荷台数トップのRoomba 600シリーズとの比較で最大175倍というメーカー公表値です。ECOVACSやRoborockのようにPaでは公表されていないため、数字を直接比較することはできません。

ただし、2本のゴム製デュアルアクションブラシが床面のゴミをかき出しながら吸引する構造に加え、Dirt Detectによって汚れを検知すると必要に応じて走行回数を増やす仕組みも備えています。フローリングに落ちた毛だけでなく、ラグやカーペットを含めて日常的に掃除させたい家庭で比較したい構成です。

ペット家庭では、床にある物への対応も重要です。Max 705 ComboはClearView Pro LiDARに加えてPrecisionVision AIを搭載しています。LiDARで部屋をマッピングしながら、カメラとLEDライトを使って前方にある物を認識する仕組みです。

iRobotはコード類や靴下、ペットの排せつ物などを認識して回避する機能を案内しています。犬や猫のおもちゃなどが床に残ることがある家庭では、こうした物体認識機能があることは安心材料のひとつになります。

ただし、ここは過信しないことが重要です。PrecisionVision AIを搭載していても、すべての障害物やペットの排泄物を必ず認識・回避できることを保証するものではありません。排泄物や吐しゃ物などを巻き込むと床へ汚れを広げる可能性があるため、心配な場合は運転前に床の状態を確認しましょう。

水拭きにはPowerSpinローラーモップを採用しています。ローラーを床へ押し当てながら水拭きし、さらに清掃中も本体内部でローラーモップを洗浄します。ペット家庭では抜け毛だけでなく、散歩から帰った犬が歩いたフローリングやフードボウル周辺などを拭き掃除したいことがあります。吸引したあとに水拭きまで行えるため、床掃除をまとめて任せたい家庭では使いやすい機能です。

さらにPerfectEdgeに対応し、壁際を水拭きするときにはローラーモップが外側へ伸びます。抜け毛は部屋の中央だけでなく、空気の流れによって壁際へ集まることもあるため、端まで意識した清掃機構は確認しておきたいポイントです。カーペットへ移動するときには、ローラーモップを持ち上げたうえでモップカバーで覆う仕組みも採用しています。

そしてMax 705 Comboを今回特に高く評価したのが、掃除後のお手入れです。AutoWash充電ステーションでは、本体が集めたゴミを最大75日分自動収集できるほか、自動給水、ローラーモップの温水洗浄、温風乾燥に対応します。

ペットの抜け毛が多い家庭では、ロボット掃除機を頻繁に動かすほどダスト容器へゴミが溜まります。毎回本体から抜け毛を捨てる作業を減らせることは、日常的な使いやすさにつながります。さらに水拭き後のモップ洗浄・乾燥まで自動化できるため、今回のメンテナンスは5機種中でも高い評価としました。

もちろん、AutoWashがあれば完全にお手入れ不要になるわけではありません。ゴム製ブラシにも毛やゴミが付着することはありますし、フィルターやステーションなども定期的な確認・清掃が必要です。特に換毛期や多頭飼いなど、抜け毛の量が多い家庭ではブラシ周辺を定期的に確認しましょう。

購入前に注意したいのは設置スペースです。AutoWash充電ステーションは45.6×43×43.2cmあります。ゴミ収集だけでなく給水やモップのお手入れまで行うため、小型の充電ドックと比べると設置場所を必要とします。

ペット用ベッド、ケージ、トイレ、フードスペースなどですでに床面積を使っている家庭では、購入前にステーションをどこへ置くか決めておきましょう。

また、水拭きをほとんど使わない家庭なら、同じMax 705シリーズのVacも比較候補になります。Max 705 Vacは水拭き非対応ですが、メーカー公表の吸引性能は最大180倍。ペットの抜け毛やカーペット清掃を中心に考え、水拭きが必要ないなら、機能を絞ったVacのほうが使い方に合う場合があります。

一方、フローリングが多く、抜け毛を吸うだけでなく水拭きもしたい家庭ではMax 705 Comboの特徴を生かしやすくなります。Roomba Max 705 Combo + AutoWashは、ペット専用のロボット掃除機ではありません。

それでも、毛が絡まりにくいゴム製デュアルアクションブラシ、PrecisionVision AIによる物体認識、吸引と水拭き、そしてAutoWashによる掃除後のお手入れまで、ペットと暮らす家庭で役立つ機能が揃っています。

特に「抜け毛を毎日掃除したいけれど、ブラシ掃除やゴミ捨て、モップ洗いまで毎日やるのは大変」という家庭ほど、このモデルの自動化を生かしやすいでしょう。

  • ゴム製デュアルアクションブラシで毛絡みを抑える
  • 最大175倍の吸引性能
  • PrecisionVision AIで床の障害物を認識
  • PowerSpinローラーモップで水拭き
  • ゴミ収集・モップ洗浄・乾燥まで自動化
  • AutoWash充電ステーションは設置スペースが必要
  • 障害物回避ですべての物を確実に避けられるわけではない
  • ゴム製ブラシでも定期的な確認・清掃は必要
  • 水拭きを使わない家庭ではMax 705 Vacも比較したい

※メーカー公表値。吸引性能はRoomba 600シリーズとの比較です。使用環境やゴミの量などによって異なります。

Dreame|X50 Ultra

総合スコア4.5
抜け毛清掃|★4.7 毛絡み対策|★4.7 障害物回避|★4.6 メンテナンス|★4.8 ペット家庭での使いやすさ|★4.6

発売年月2025年3月
最大吸引力20,000Pa
メインブラシHyperStream Detangling DuoBrush
水拭き方式デュアル回転モップ
モップリフト対応
本体高さ約89mm※
障害物認識AI RGBカメラ+3D構造化ライト
ナビゲーションVersaLift DToF
自動ゴミ収集対応
モップ自動洗浄対応・最大80℃温水
モップ自動乾燥対応
段差乗り越えProLeapシステム
抜け毛も毛絡みもまとめて対策。段差や家具が多いペット家庭にも頼もしい一台

Dreame X50 Ultraは、抜け毛の清掃や毛絡み対策だけでなく、家具や段差などがある部屋でロボット掃除機を使いたいペット家庭に注目したいモデルです。今回4位としていますが、3位のRoomba Max 705 Comboとの差は小さく、総合スコアも同じです。

X50 Ultraでペット家庭向けとして特に評価したのが、HyperStream Detangling DuoBrushです。2種類のブラシを組み合わせ、髪の毛やペットの毛が絡むのを抑えながら吸引するための構造を採用しています。

犬や猫の抜け毛を毎日掃除すると、吸引性能が高くてもブラシ軸へ毛が巻き付き、定期的に取り除かなければならないことがあります。特に長毛種や多頭飼いでは、ロボット掃除機へ入ってくる毛の量そのものが多くなります。

X50 Ultraは、吸い込む力だけでなく「吸い込んだあとに毛をブラシへ残しにくくする」という部分まで意識したモデルです。そのため、毛絡み対策は高評価となりました。

最大吸引力は20,000Pa。ペットの抜け毛やホコリ、猫砂など、日常的に床へ落ちるゴミを吸引するうえで注目したいスペックです。ただし、これまでと同様にPaの数字だけで抜け毛清掃性能を判断しているわけではありません。

ペット家庭で特徴的なのが障害物認識です。X50 UltraはAI RGBカメラと3D構造化ライトを組み合わせて、床にある物を認識しながら走行します。犬や猫のおもちゃ、スリッパ、コード類などが床に残ることがある家庭では、こうした障害物認識機能が日常的な使いやすさにつながります。

さらにナビゲーション用のVersaLift DToFセンサーは、必要に応じて本体内部へ収納できる構造です。センサーを収納すると本体高さを約89mmまで抑えられるため、条件が合えばソファやベッドなど低い家具の下へ入りやすくなります。ペットの抜け毛は部屋の中央だけでなく、家具の下へ入り込むことがあります。人が掃除機を入れにくい場所をロボット掃除機へ任せやすいことは、ペット家庭でもメリットです。

一方、高性能なAIカメラやセンサーを搭載していても、すべての障害物を確実に認識・回避できるわけではありません。ペットの排泄物や吐しゃ物などがある可能性がある場合は、X50 Ultraの物体認識だけへ任せず、運転前に床の状態を確認しましょう。

X50 Ultraには、段差への対応を意識したProLeapシステムも搭載されています。本体下部の脚を利用して段差を乗り越えるための機構で、一般的なロボット掃除機では走行しにくい場所への対応範囲を広げています。

部屋の境目に段差がある家庭では確認したい機能です。ただし、すべての段差を乗り越えられるわけではありません。段差の高さや形状などによって走行できない場合があるため、自宅の環境との確認が必要です。

水拭きには2枚の回転モップを採用しています。フローリングに落ちた抜け毛を吸引したあと、床を水拭きできるため、散歩から帰った犬が歩く場所やフードスペース周辺などを日常的に拭きたい家庭にも向いています。

さらにカーペットを検知するとモップを持ち上げる機能も備えています。フローリングとラグ・カーペットが混在する家庭では、水拭きを利用しやすくするための重要な機能です。

そしてX50 Ultraで高く評価したもうひとつのポイントが、ベースステーションです。自動ゴミ収集に加えて、モップの自動洗浄・乾燥、自動給水などに対応しています。モップ洗浄には最大80℃の温水を使用します。

ペット家庭では抜け毛をこまめに掃除するため、ロボット掃除機を毎日のように運転することがあります。

毎回ダストボックスから毛を捨てたり、使用後のモップを手洗いしたりする必要を減らせることは、日常的な負担の軽減につながります。メンテナンス、3位のRoomba Max 705 Comboと同じ評価にしました。

ただし、ステーションが多くの作業を自動化しても、完全にメンテナンスフリーになるわけではありません。HyperStreamによる毛絡み対策があってもブラシ周辺は定期的に確認する必要があり、フィルターや各部品のお手入れも必要です。

また、高機能なベースステーションを設置するスペースも確保しなければなりません。ペット用トイレやケージ、ベッドなどですでに部屋のスペースを使っている場合は、購入前に設置場所を測っておきましょう。

X50 Ultraは、「ペット向けだから」という理由だけで選ぶモデルではありません。

抜け毛が多いことに加え、床にペット用品が置かれることがある、家具の下にも毛が溜まりやすい、部屋の境目に段差がある、さらにゴミ捨てやモップのお手入れも減らしたい。

こうした複数の悩みが重なる家庭ほど、X50 Ultraの多機能さを生かしやすくなります。

  • HyperStream Detangling DuoBrushで毛絡みを抑える
  • 最大20,000Paの吸引力
  • AI RGBカメラ+3D構造化ライトで障害物を認識
  • VersaLiftで低い家具下へ入りやすい
  • ゴミ収集・モップ洗浄・乾燥まで自動化
  • 多機能なため本体・ステーションとも設置条件を確認したい
  • 毛絡み対策があってもブラシの定期点検は必要
  • 障害物回避ですべての物を確実に避けられるわけではない
  • 段差や低い家具が少ない家庭では一部機能を生かしにくい
SwitchBot|ロボット掃除機 K11+ Pro

総合スコア4.2
抜け毛清掃|★4.3 毛絡み対策|★4.6 障害物回避|★3.8 メンテナンス|★4.4 ペット家庭での使いやすさ|★4.1

発売年月2025年11月
最大吸引力12,000Pa
メインブラシゴム製ブラシ
サイドブラシ毛絡みを抑える構造
本体直径24.8cm
本体高さ9.2cm
ナビゲーションLDSレーザー
障害物検知PSDセンサーなど
自動ゴミ収集対応・最大90日分※
水拭き非対応
ステーションサイズ24×18×25cm
静音モード約45dB※
小さくても12,000Pa。抜け毛をこまめに掃除しながら設置スペースも抑えたい家庭に

SwitchBot ロボット掃除機 K11+ Proは、「ペットの抜け毛を毎日こまめに掃除したいけれど、大きなロボット掃除機やステーションは置きたくない」という家庭に注目したいモデルです。

今回5位としたのは、上位4機種のような高度なカメラ式障害物認識やモップの自動洗浄などを備えていないためです。

一方、ペット家庭で重要な抜け毛清掃と毛絡み対策、自動ゴミ収集を備えながら、本体とステーションをかなりコンパクトにまとめていることには明確な強みがあります。

まず最大吸引力は12,000Paです。

今回比較するモデルではT90 OMNIの30,000Pa、Saros 10RとX50 Ultraの20,000Paより低い公称値なので、最大吸引力を最優先するなら上位モデルが候補になります。ただし、ペットの抜け毛対策では、一度だけ強力に掃除することよりも、床へ毛が溜まる前に毎日こまめに運転する使い方も重要です。

K11+ Proは直径24.8cmと小さく、一般的な円形ロボット掃除機では入りにくい家具の脚まわりなどを走行しやすいことが特徴です。犬や猫の抜け毛は部屋の中央だけではなく、家具の周囲や壁際にも集まります。

ペット家庭で特に注目したいのがブラシです。メインブラシにはゴム製ブラシを採用しています。毛を使ったブラシと比べ、髪の毛やペットの毛が絡みにくいことが特徴です。さらにサイドブラシにも、毛の絡まりを抑えるための構造が採用されています。ロボット掃除機を毎日使っていても、そのたびにブラシへ巻き付いた犬や猫の毛を取り除く必要があると、飼い主のお手入れはなかなか減りません。

掃除後のゴミ捨ても自動化できます。付属の自動ゴミ収集ステーションへ戻ると、本体に集めたゴミを紙パックへ自動収集します。メーカー公表では最大90日間ゴミ捨て不要とされており、毎日のように抜け毛を掃除する家庭でも、本体のダストボックスを運転のたびに空にする作業を減らせます。

ただし、ペットの毛の量が多ければ紙パックが早くいっぱいになる可能性があります。特に多頭飼いや換毛期では「90日間」を固定的な交換周期と考えず、ゴミの量に合わせて確認しましょう。

水拭きを必要としない家庭なら、むしろ構造がシンプルという見方もできます。K11+ Proで上位モデルとの差が大きいのが障害物回避です。部屋の把握にはLDSレーザーを利用し、PSDセンサーなどを使って周囲を検知します。

マッピングして効率的に走行するための機能は備えていますが、T90 OMNI、Saros 10R、Max 705 Combo、X50 Ultraのような高度なカメラ・AI系の物体認識とは構成が異なります。犬や猫のおもちゃ、コード、布類などが床に多く置かれている家庭では、この違いを理解して選ぶ必要があります。

特にペットの排泄物や吐しゃ物などを認識して避けることを期待して選ぶモデルではありません。ペットがいる部屋で自動運転させる場合は、巻き込まれると困る物や汚れが床にないか、事前に確認しておくことが大切です。

一方、K11+ Proならではの大きなメリットが設置性です。自動ゴミ収集ステーションは24×18×25cmとコンパクトです。ペットと暮らしていると、ケージ、トイレ、フードボウル、給水器、ペット用ベッドなど、床に置く物が増えがちです。

高機能な大型ステーションを置く場所を確保しにくい家庭では、この小ささが大きな選択理由になります。本体も直径24.8cmなので、ロボット掃除機そのものの存在感を抑えやすいモデルです。さらに静音モードはメーカー公表で約45dB。ただし、犬や猫がロボット掃除機の音を怖がるかどうかは、音量の数字だけでは判断できません。

モーター音だけでなく、本体が動くこと自体を警戒するペットもいます。初めて使うときはペットの様子を確認し、短時間の運転から慣らしていくとよいでしょう。

また、自動ゴミ収集時には通常運転とは異なる大きな吸引音が発生します。音に敏感なペットがいる場合は、ステーションの設置場所やゴミ収集を行うタイミングにも配慮したいところです。

K11+ Proは水拭きには対応していません。散歩後の足跡やフードボウル周辺など、フローリングの拭き掃除までロボットへ任せたい場合は、上位4機種のような水拭き対応モデルのほうが向いています。

高度な障害物認識や水拭きでは上位モデルとの差がありますが、コンパクトな本体、毛絡みを抑えたブラシ、自動ゴミ収集という組み合わせには、ほかの4機種とは違った魅力があります。

SwitchBot K11+ Proは、機能をできるだけ多く搭載したロボット掃除機ではありません。

犬や猫の抜け毛をこまめに吸引したい。ブラシへ絡む毛を減らしたい。毎回のゴミ捨ても減らしたい。そして、ペット用品でスペースを使っている部屋に大きなステーションは置きたくない。

こうした家庭では、上位モデルの性能だけを比較するのではなく、K11+ Proのコンパクトさを含めて検討する価値があります。

  • 直径24.8cmのコンパクトな本体
  • ゴム製メインブラシで毛絡みを抑える
  • サイドブラシにも毛絡み対策を採用
  • 最大90日分の自動ゴミ収集に対応
  • 自動ゴミ収集ステーションも24×18×25cmとコンパクト
  • カメラ・AIによる高度な物体認識には非対応
  • 水拭きには対応していない
  • 最大吸引力は上位4機種より低い
  • 自動ゴミ収集時の音はペットの反応を確認したい

※メーカー公表値。ゴミ捨て頻度や動作音は使用環境、ゴミの量、運転条件などによって異なります。

ペット家庭のロボット掃除機は抜け毛の「その後」まで考えて選ぼう

犬や猫と暮らしていると、床の抜け毛は一度掃除すれば終わりではありません。

特に換毛期や多頭飼いでは、朝に掃除したばかりなのに夕方にはまた毛が落ちていることもあります。ロボット掃除機は、こうした抜け毛を溜めてから一気に掃除するのではなく、毎日こまめに掃除する使い方に向いています。

ただし、ペット家庭で選ぶなら「吸引力が強い」という理由だけで決めないことが大切です。今回比較した5機種も、抜け毛清掃、毛絡み対策、障害物回避、掃除後のお手入れなど、それぞれ得意とする部分が異なります。

DEEBOT T90 OMNIは、30,000Paの最大吸引力に加えてZeroTangle 4.0を搭載し、抜け毛の回収とブラシへの毛絡みを両方考えた構成です。水拭きやステーションでのお手入れまで幅広く自動化されています。

Roborock Saros 10Rは、DuoDivideメインブラシによる毛絡み対策とStarSightによる周囲認識に加え、高さ7.98cmの薄型ボディが特徴です。ソファやベッドの下など、ペットの毛が入り込みやすい場所まで掃除させたい家庭では、本体の高さも確認したいポイントになります。

Roomba Max 705 Combo + AutoWashは、毛が絡まりにくいゴム製デュアルアクションブラシを採用。吸引だけでなくPowerSpinローラーモップによる水拭きにも対応し、AutoWash充電ステーションではゴミ収集からモップのお手入れまで自動化できます。

Dreame X50 Ultraは、HyperStream Detangling DuoBrushによる毛絡み対策に加え、低い家具下や段差への対応を意識した機能を備えています。部屋の構造が複雑な家庭では、単純な吸引性能以外の走行性能も比較したいところです。

SwitchBot K11+ Proは、上位4機種ほど多機能ではありませんが、直径24.8cmの小型ボディとコンパクトな自動ゴミ収集ステーションが特徴です。ペット用品が多く、大型ステーションを置くスペースを確保しにくい家庭では、設置性も重要な判断材料になります。

このように、ペット家庭のロボット掃除機選びでは、まず「どんな掃除を任せたいのか」を整理すると候補を絞りやすくなります。抜け毛が多いなら、吸引性能だけでなくメインブラシやサイドブラシの毛絡み対策まで確認しましょう。

長毛種や多頭飼いなら、掃除のたびにブラシへ巻き付いた毛を取り除く必要がないかも重要です。

おもちゃやフードボウルなどが床に置かれることが多いなら、カメラ、AI、3Dセンサーなどを利用した障害物認識・回避機能も比較したいポイントになります。

ただし、高性能な障害物回避機能を搭載していても、すべての物を確実に認識できるわけではありません。特にペットの排泄物や吐しゃ物を必ず避けられると考えて運転させるのは避けましょう。巻き込むと床へ汚れを広げる可能性があるため、心配な場合は運転前に床を確認することが大切です。

また、毎日のように使うなら「掃除したあと」まで考えておきましょう。自動ゴミ収集があれば本体から抜け毛を捨てる回数を減らせます。水拭きを頻繁に使う家庭なら、モップの自動洗浄・乾燥まで対応していると日常のお手入れを減らしやすくなります。

一方、高機能なステーションほど設置スペースが必要になる傾向があります。ペット用トイレ、ケージ、ベッド、給水器などですでに床のスペースを使っている家庭では、本体だけでなくステーションのサイズも購入前に確認しておきましょう。

そして、ロボット掃除機に対する反応はペットによって異なります。静かなモデルでも動く物そのものを怖がる犬や猫もいれば、ほとんど気にしない場合もあります。初めて使用するときはペットの様子を見ながら、少しずつ慣らしていくとよいでしょう。

ペット家庭で重要なのは、ランキングの順位だけではありません。「抜け毛の量はどのくらいか」「長い毛がブラシへ絡むのが気になるか」「床にペット用品が多いか」「水拭きも任せたいか」「ゴミ捨てやモップ洗いをどこまで減らしたいか」「本体やステーションを置けるスペースがあるか」

こうした条件を整理すると、自宅で必要な機能が見えてきます。毎日の床掃除をどこまでロボット掃除機に任せたいのかを基準に、ペットとの暮らし方や部屋の環境に合ったモデルを選んでみてください。

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